アロマデニカ384をレビュー|600円で笑うほど美味い、クリームナッツ。

酒・葉巻

アロマデニカ384を一言で表すなら、クリームナッツ

白胡椒の軽やかなスパイスに、なめらかなクリームと香ばしいナッツ。小さく穏やかな葉巻でありながら、煙は薄くなく、口から普通に吐いてもレトロヘイルしても美味しい。

国内定価は1本あたり600円
ただし、公式ショップでは10本箱6,000円での販売となっている。

私はすでに20本以上吸っているが、味に関しては実に安定している。国内で買える低価格葉巻の中では、最もおすすめしたい一本と言っても過言ではない。

なお、「アロマデニカ」はAroma de Nicaraguaなどとは別物。ヒロミエンタープライズが日本向けに開発し、ニカラグアの工場で生産しているオリジナルブランドである。

こんな人におすすめ

✅ クリームやナッツ系の味が好きな人

✅ 1,000円以下で本格的な葉巻を探している人

✅ 30~45分ほどで楽しめる葉巻が欲しい人

✅ 強すぎず、煙にしっかり厚みのある葉巻が好きな人

✅ レトロヘイルしやすい葉巻を探している人

✅ 初めてプレミアムシガーを買う人

こんな人にはおすすめしない

❌ ロブスト以上の量感や長い喫煙時間を求める人

❌ 強烈なカカオやフルボディを求める人

❌ ドローの個体差を一切許容できない人

❌ 最初から最後まで派手な変化を求める人

ロブストを常喫している私には、少し物足りなく感じるサイズではある。

ただし、小さいからといって満足感まで小さいわけではない。

公式ショップでは10本箱6,000円で販売されています。
※1本単位での販売はありません。

ヒロミエンタープライズ公式Online Shopでアロマデニカ384を見る
※アフィリエイトリンクではありません。

明るい茶褐色のラッパー。葉脈と巻き目は見えるが、作りは良好。

基本情報

  • 銘柄:アロマデニカ384
  • 購入店:ヒロミエンタープライズ公式Online Shop
  • 1本あたり600円/10本箱6,000円
  • ラッパー:エクアドル産ハバナシード
  • バインダー:ニカラグア・コンデガ・セコ
  • フィラー:ニカラグア・ジャラパ・リゲロ、エステリ・ヴィソ、ジャラパ・セコ
  • 全長:101mm/4インチ
  • リングゲージ:38RG
  • 喫煙時間:約45分
  • カット:7mmパンチ
  • ドリンク:プロテイン入りコーヒー
  • 天候:雨、約24度、少し風あり

外観・プレドロー|雨のせいか、香りが全然拾えない

ウッディと紙の香り。雨のせいか香りが拾えなかった。

ラッパーは明るめの茶褐色。

表面は比較的なめらかだが、葉脈や巻き目ははっきり見える。派手な高級感はないものの、600円の葉巻として作りに不満はない。

ラッパーからはウッディさと紙のような香り。

フットからは濡れた紙を思わせる香りがあった。

……ただし、この日は雨。

周囲の湿った土や草の香りも強く、プレライトでは葉巻本来の香りをほとんど拾えなかった。

ドローは普通。

アロマデニカ384は、個体によってドローが少し重いこともある。今回の個体は問題なく、自然な抵抗感だった。

序盤|白胡椒、クリーム、ナッツ

着火直後。白胡椒、ウッディ、クリームから始まる。

着火直後は、白胡椒のスパイスが強い。

黒胡椒のように重く鋭い刺激ではなく、細かく明るい刺激が舌と鼻に広がる。

序盤の中心は、

白胡椒
ウッディ
クリーム

通常通り口から煙を吐くだけでも、マイルドでなめらかなクリーム感を楽しめる。

レトロヘイルすると、それらの味が一段濃厚になり、ナッティな香ばしさと甘みが加わった。

一言で表すなら、クリームナッツ

うますぎる。

初めてアロマデニカ384を吸ったときも、あまりの美味しさに思わず笑ってしまった。

人間は本当に高い技術や、自分の理解を超えた完成度に触れると、驚くより先に笑ってしまうことがある。

私にとって、アロマデニカ384は、心の底から「美味しい」と思った最初の葉巻だった。

ボディはミディアム。

プロテイン入りコーヒーとの相性も悪くない。

中盤|クリームが強くなる

灰は脆いものの、雨の中でここまで落ちずに保った。

中盤に入ると、序盤からあったクリーム感がさらに強くなる。

口内には少しピリピリとした刺激が残り、副流煙からは白胡椒のような香りを感じた。

この葉巻のおもしろいところは、レトロヘイルしたときだけ美味しいのではなく、普通に口から吐いても同じくらい美味しいことだ。

レトロヘイルでは、クリームとナッツに甘みやスパイスが加わる。

通常通り吐けば、角の取れたクリーミーな煙をそのまま楽しめる。

どちらか一方の吸い方に頼らず、美味しさが成立している。

煙量も、このサイズとしては十分に満足できる。

灰が長い=クールスモーキング、ではない

灰が長い=クールスモーキング、というわけではない。

灰は少し脆いものの、写真の長さまでは落ちずに保った。

いわゆる、

灰が長いほどクールスモーキングができている

という、ありがちな誤解の実演に成功してしまった。

雨に濡れながら灰を落としに行くのが面倒だっただけ、という事実は内緒である。

さらにレビューを書くことに夢中になりすぎて、今度は火が消えた。

これもまた、

葉巻はゆっくり吸えば吸うほど良いわけではない

という、良い反面教師になったのではないだろうか。

終盤|ナッツとスパイスが前へ出る

終盤はナッツとスパイスが強まり、クリーム感は少し後退。

終盤に入ると、ナッツの香ばしさが強くなり、クリーム感はわずかに後退する。

そこへ白胡椒を中心としたスパイスが重なり、マイルドで柔らかな煙の中に、ほどよい輪郭が生まれる。

このナッツとスパイスの組み合わせが、とても美味しい。

スパイシーさを残しながらも煙そのものは穏やかで、比較的レトロヘイルにも優しい葉巻だと思う。

ただし、最終盤になるとスパイスと熱が強くなる。

無理に短く吸い切ろうとせず、熱さを感じたところで終了するのがよさそうだ。

普段ロブストを常喫している私には、サイズの面で少し物足りなさもある。

それでも、アロマデニカ384は大抵の場合、残り指一本分ほどまで美味しく吸える。

喫煙時間は約45分。

小型葉巻としては、決して短すぎるとは感じない。

また、細い葉巻でありながら、パフ間隔を少し短くしても味が崩れにくい。

短い時間の中で十分な煙量と味を得られることも、満足感につながっているのだと思う。

熱さが目立ってきたため、ここで終了とした。

総評|国内定価600円。最強と言っても過言ではない

アロマデニカ384は、クリームとナッツを中心にした、マイルドで上品な葉巻だ。

序盤は白胡椒、ウッディ、クリーム。

レトロヘイルすると、ナッツと甘み、甘いスパイスのニュアンスが加わる。

中盤ではクリームが強まり、終盤になるとナッツとスパイスが前へ出る。

劇的に味が変わる葉巻ではない。

ただし、中心にあるクリームナッツの配分が少しずつ変化するため、最後まで単調には感じなかった。

煙はマイルドだが薄くはない。

普通に吐いても、レトロヘイルしても美味しい。

私はすでに20本以上吸っている。

ドローが重い個体に当たることはあるものの、味については実に安定している。

国内定価は600円。

この価格で、この上品さと煙の厚み。

国内で買える低価格葉巻として、最強候補と言っても過言ではない。

評価|味とコスパは文句なしの満点

評価項目点数評価理由
★★★★★クリームとナッツを中心に、白胡椒と甘いスパイスが重なる。派手さよりも、まとまりと心地よさが魅力。
煙量★★★☆☆絶対的な煙量は標準的だが、38RGの小型葉巻としては十分に満足できる。
甘み★★★☆☆砂糖のような強い甘さではなく、クリームやナッツの奥に感じる自然な甘み。
変化★★★☆☆味の主軸は大きく変わらないが、クリームからナッツ、スパイスへと比率が少しずつ移っていく。
コストパフォーマンス★★★★★国内定価は1本あたり600円。この味わいなら文句なし。
作り★★★★☆基本的な作りは良好。ただし、20本以上吸った中にはドローが重い個体もあった。
満足感★★★★☆味には非常に満足できるが、ロブストを常喫しているとサイズの小ささが少し物足りない。
再購入★★★★★再購入するかどうかではない。すでに20本以上吸っている。
読書適性★★★☆☆味が穏やかで、多少パフ間隔が短くても崩れにくい。約45分なので、短編や一章を読むときにちょうどいい。

リピート判断|今後も買う

もちろん買う。

すでに20本以上吸っているが、今後も日常用として常備したい。

国内定価600円で、ここまで安定してクリーム、ナッツ、スパイスを楽しめる葉巻は珍しい。

唯一の不満は、小さいこと。

もう少し長く、この味を吸っていたい。

そんな人には、同じアロマデニカの504も候補になるだろう。

公式ショップでは10本箱6,000円で販売されています。1本単位では購入できません。
ヒロミエンタープライズ公式Online Shopでアロマデニカ384を見る
※アフィリエイトリンクではありません。

最後に

個人的には、もう少し吸っていたい。

だが、空腹には抗えず、部屋へ戻ることにした。

壁に張り付いていたナメクジには、満足感とは裏腹に、少し寂しげな背中に映ったことだろう。

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