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『六花の勇者』レビュー|6人のはずが7人いる。その疑念の果てに残ったもの

山形石雄『六花の勇者』をレビュー。6人の勇者のはずが7人いるという強烈な設定、仲間を疑い続ける緊張感、そして敵を倒しても勝った気がしないほど深く残った傷について振り返る。
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『聖女の救済』レビュー|トリックより怖い、犯人の認知と「救済」という狂気

東野圭吾『聖女の救済』をレビュー。印象的な毒殺トリックの発想と、それを長期間維持する異常な執念。そして「聖女」「救済」というタイトルから見えてくる、犯人の認知と狂気について考える。
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沢木耕太郎『深夜特急』感想|前半は面白い。でも後半は「結局、何をしに行くんだ?」が残った

沢木耕太郎『深夜特急』の感想。異国の安宿や屋台、人々の暮らしを描く前半は面白かった一方、後半になるほど旅の目的が見えなくなり、最後の「到着せず」にもついていけなかった。旅をする人の価値観と、旅行記を読む面白さについて考えた。
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島田荘司『占星術殺人事件』感想|難解すぎて推理は諦めた。それでも面白かった

島田荘司『占星術殺人事件』の感想。複雑すぎる事件に推理では完全に置いていかれながらも、その作り込みには圧倒された。御手洗潔と石岡和己の人間味ある掛け合いが、難解な本格ミステリーを読み進める大きな支えになった。
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筒井康隆『ロートレック荘事件』感想|犯人よりも、自分が最初から疑っていなかったことに驚いた

筒井康隆『ロートレック荘事件』の感想。足が不自由なら犯行は難しい――そんな無意識の先入観を利用し、犯人候補から自然に外させる認知トリックに驚かされた。人物や動機以上に、作者の仕掛けが強烈に残ったミステリー。
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倉知淳『星降り山荘の殺人』感想|トリックより、犯人の気持ち悪さが残ってしまった

倉知淳『星降り山荘の殺人』の感想。作品の主役はトリックだと思う一方、自分には自己保身のために他人へ責任を押し付けようとする犯人への嫌悪感が強く残りました。夢と自己中心性、後味の悪さについて考えます。
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冲方丁『マルドゥック・スクランブル』感想|他人に決められてきた少女が、自分で決める力を取り戻す物語

冲方丁『マルドゥック・スクランブル』の感想。特殊な制度とSF戦闘、長いカジノ編を通して、他人に人生を決められてきたバロットが「自分で決める力」を取り戻していく物語として読みました。ウフコックとの家族的な関係についても考えます。
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綾辻行人『Another』感想|怪異より先に、閉ざされたルールが不気味だった

綾辻行人『Another』の感想。3年3組の奇妙なルールという閉鎖社会の不気味さから、死者が紛れ込み記憶まで書き換える怪異の恐怖へ。正体不明の現象が徐々に明らかになる面白さと、読み終えてから感じた怖さについて考えました。
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桜坂洋『All You Need Is Kill』感想|未来へ進むために、大切な人を失うというルール

桜坂洋『All You Need Is Kill』の感想。ループで強くなった主人公に残ったのは、人類の勝利とリタを失った孤独でした。戦闘SFの先にある犠牲、共有できない経験、そしてタイトルの意味の変化について考えます。
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歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』感想|書かれていない年齢を、読者は勝手に作ってしまう

歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』の感想。主人公の年齢を勝手に補完していた自分に驚かされた仕掛けを中心に、年齢への先入観、犯罪から抜け出せない人間、救いとヒーローについて考えました。