マイファーザー・タバコバエス ロブストをレビュー|父には甘みが足りなかった。

酒・葉巻

マイファーザー・タバコバエス ロブストは、黒胡椒と乾いた木を中心にした、安定感のある葉巻でした。

ドローは良好で、味も決してまずくありません。
ただし、甘みや大きな変化は少なく、私には少し物足りない一本でした。

ウッディな味が好きな人や、変化よりも安定を求める人には向いていそうです。

一方で、甘みや個性的な味わいを求める人には、少し平坦に感じられるかもしれません。

こんな人におすすめ

✅ ウッディな葉巻が好きな人

✅ 強すぎない葉巻を探している人

✅ 味の変化より安定感を重視する人

✅ 自分の好みを測る基準になる葉巻を吸いたい人

こんな人にはおすすめしない

❌ はっきりとした甘みが欲しい人

❌ 序盤から終盤までの変化を楽しみたい人

❌ 1,100円に強い個性や満足感を求める人


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マイファーザー・タバコバエス ロブスト。クラシックなバンドと素朴な茶褐色のラッパー。

基本情報

  • 銘柄:My Father Tabacos Baez Serie SF Robusto
  • サイズ:5インチ/127mm
  • リングゲージ:50RG
  • 価格:1,100円
  • 購入店:楽天 Wine&Cigar リカープラザ大越酒店
  • 喫煙時間:約60分
  • カット:9mmパンチ
  • ドリンク:ミルクチョコレートプロテイン
  • 天候:曇りのち晴れ
  • 風:少しあり
  • 終了位置:指2本分を残して終了

外観・プレドロー

レザー、ロースト、紙、わずかな土で独特な陰気のある香りだった。

ラッパーは茶褐色で、強い艶はありません。

葉脈や巻き目は比較的目立ち、見た目は素朴です。
バンドは金、赤、緑を使ったクラシックなデザインで、中央の「TB」が強く目に入ります。

ラッパーから感じたのは、レザー、紙、草、ロースト、わずかな土とウッディな香り。

全体として、少し陰気で独特な香りです。

一方、フットからは紙を中心とした、ラッパーよりも明るく陽気な香りを感じました。

9mmパンチでカット。
ドローは良好です。

序盤|強烈な黒胡椒と角材のような木

着火直後のタバコバエス ロブスト。序盤は強い黒胡椒と、角材のような乾いたウッディさ。

着火直後は、強烈な黒胡椒のスパイシーさが前面に出ます。

普通に煙を吐くと味は比較的平坦で、その奥底にウッディな風味が鎮座しています。

レトロヘイルでは黒胡椒がさらに強くなりました。

序盤は短く勢いよく抜くよりも、ゆっくり長くレトロヘイルしたほうが、刺激が和らいで味を捉えやすくなります。

ウッディさは、森林や香木というよりも、建材や角材のような乾いた木の印象。

そこへ、ごくわずかな甘みが加わります。

副流煙には少し甘みがあり、香ばしさも感じられました。

ボディはミディアム。
体感としては、ややライト寄りです。

ミルクチョコレートプロテインとの相性は、この時点では可もなく不可もなく。

ロースト感や木の風味を考えると、コーヒー系の飲み物のほうが素直に合いそうです。

中盤|甘いドリンクによって面白くなる

中盤まで伸びた白い灰。ドローは良好だが、灰は層状でかなり脆い。

中盤に入ると、序盤の強いスパイシーさは少しずつ薄れていきます。

味全体もほんの少し濃くなりましたが、基本となるウッディな構成は変わりません。

葉巻単体で吸うと、私にはやや辛く、面白みに欠けます。

ところが、ミルクチョコレートプロテインを合わせると、ドリンクの甘みが葉巻の木とスパイスを補い、急に面白い組み合わせになりました。

葉巻そのものに甘みが増えたわけではありません。

足りなかった部分をドリンクが埋めることで、ようやく私の好みに近づいた形です。

この辺りで改めて、

やはり私は、甘みのある葉巻が好きなんだな

と再認識しました。

ドローは引き続き安定しています。

一方、灰はかなり脆く、表面が層状に剥がれるような見た目です。

終盤|父には甘みが足りなかった

終盤に発生した片燃え。修正後も味わいに大きな変化はなかった。

終盤に入ると、ほんの少し苦味が出てきました。

まずくはありません。
ただ、最後まで物足りなさが残ります。

マイファーザーという名前から考えると、父からの愛情は、甘やかさないという教育だったのかもしれません。

しかし、私は甘みがあったほうが伸びるタイプです。

父が間違っているわけでも、私が間違っているわけでもない。

ただ、育ってきた時代や環境によって、価値観が違う。

そう考えると、味の好みが合わないだけなのに、細かな欠点ばかりが目につき始めました。

灰が脆い。
バンドの位置が低い。
味の変化が少ない。

まるで親の欠点を探して、無理に自分との違いを説明しようとしているようです。

途中で片燃えが起き、灰の形はカヌーのようになりました。

そろそろこれに乗って行けと、父に言われているようです。

しかし、私は海より山派です。

本当に分かり合えません。

片燃えを修正してみましたが、味に大きな変化はありませんでした。

最終盤、普通に煙を吐いたときに、わずかにナッツのような気配も感じます。

ただし、これはミルクチョコレートプロテインの香料に引っ張られた可能性もあります。

指2本分を残し、約60分で終了しました。

総評|葉巻らしい味を平均化したような一本

マイファーザー・タバコバエス ロブストは、黒胡椒と乾いた木を中心にした、安定感のある葉巻でした。

ドローは良好。
味も決してまずくありません。

むしろ「葉巻にはこういう味が多いよね」という要素を集め、平均化したような印象です。

そのため、ウッディな葉巻が好きな人や、大きな変化を必要としない人には使いやすいでしょう。

また、この葉巻を基準にして、

  • もっと甘い葉巻が好き
  • もっと濃い葉巻が好き
  • もっと味の変化が欲しい

と、自分の好みを確認するのにも向いていそうです。

私にとっては、普通に美味しいけれど、積極的に選ぶほど面白くはない一本でした。

評価

項目評価
★★☆☆☆
煙量★★★☆☆
甘み★★☆☆☆
変化★★☆☆☆
コスパ★★☆☆☆
作り★★★☆☆
満足感★★☆☆☆
再購入★☆☆☆☆
読書適性★★★☆☆

リピート

再購入はしません。

価格は1本1,100円。

私の普段の選択肢で考えると、同程度の金額でFactory Smokesを2本、あるいは100円ほど追加してアロマデニカ384を2本購入できます。

味覚的な満足を優先するなら、私はそちらを選びます。

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ただし、Factory Smokesやアロマデニカ384を2本吸っても、親子の価値観についてここまで考えることはなかったでしょう。

味覚体験では、好みの葉巻を2本。

人生について考える時間としては、マイファーザー・タバコバエス。

葉巻の価値は、味の点数だけでは決められないのかもしれません。

最後に|父とは分かり合えなかった

父は甘やかさず、木と黒胡椒だけを黙って差し出しました。

私はそこへ、ミルクチョコレートプロテインの甘みを足しました。

父を変えることはできません。
しかし、自分の飲み物を選ぶことはできます。

最後にはカヌーまで用意してくれましたが、私は海より山派です。

父とは最後まで分かり合えませんでした。

それでも今日は、父に会えてよかった。

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