家庭料理を店の味に近づけたいからといって、高級な調味料を何十種類もそろえる必要はありません。
まず見直したいのは、普段から使用頻度の高い次の8種類です。
- 醤油
- みりん
- 白だし
- めんつゆ
- 味噌
- 塩
- 胡椒
- わさび
醤油や塩は料理全体の土台を作り、みりんや味噌は甘みとコクを加えます。
白だしとめんつゆは、だしを取る手間を減らしながら味をまとめる調味料です。
胡椒とわさびは使う量こそ少ないものの、香りの違いが料理の印象を大きく変えます。
私は居酒屋や和食店の厨房で働き、銀座のすき焼き店でも調理を経験してきました。
この記事では、単に高級な商品を並べるのではなく、家庭で使いやすく、実際に味の違いを感じやすい調味料を中心に紹介します。
すべてを一度に買い替える必要はありません。
普段よく作る料理に関係するものから、一つずつ試してみてください。
- 最初に見直したい8種類の調味料
- 何にでも使える万能醤油|ヤマヒサ 純正こい口醤油
- 万能で使いやすい本みりん|マンジョウ 本みりん
- 酸化臭が目立ちにくい白だし|ヒガシマル 京風割烹 白だし
- 薄口醤油と組み合わせると、さらに美味しい
- 温かい料理に使いやすい万能つゆ|創味のつゆ
- そばをそのままつけて食べるなら|佐々長醸造 老舗の味 つゆ
- 何にでも使いやすい万能味噌|白山吹
- 甘みと米麹のコクを楽しむ味噌|フンドーキン 生詰あわせみそ
- 白山吹とフンドーキンを混ぜると、さらに美味しい
- 価格を気にせず普段使いできる万能塩|沖縄の塩 シママース
- 甘みのある塩が好きなら|カンホアの塩
- 独特の食感を楽しむ仕上げ塩|マルドン シーソルト
- 爽やかな香りと辛味を楽しめる胡椒|大津屋 インド・マラバル産ホール胡椒
- 胡椒ミルは国産のIKEDAがおすすめ
- 生わさびの香りと強い辛味を楽しめる|ムソー 旨味本来・生わさび
- まとめ|すべて高級品に変える必要はない
最初に見直したい8種類の調味料
| 種類 | まずおすすめする商品 | 特徴 |
|---|---|---|
| 醤油 | ヤマヒサ 純正こい口醤油 | 塩味・熟成感・樽香のバランスがよく、刺身から煮物まで崩れない |
| みりん | マンジョウ 本みりん | 手頃で万能。照りとコクを安定して加えられる |
| 白だし | ヒガシマル 京風割烹 白だし | 酸化臭が目立ちにくく、甘みと複雑なだし感がある |
| めんつゆ | 創味のつゆ | かつお、醤油、塩味が強く、温かい料理にも負けない |
| 味噌 | 白山吹 | 手頃ながら安っぽさがなく、塩味もある万能味噌 |
| 塩 | シママース | 塩味・甘み・苦みのバランスがよく、惜しまず使える |
| 胡椒 | 大津屋 インド・マラバル産ホール胡椒 | 爽やかな香りとしっかりした辛味があり、何にでも合う |
| わさび | ムソー 旨味本来・生わさび | 後味の強い辛味と、生わさびらしい香りが残る |
何にでも使える万能醤油|ヤマヒサ 純正こい口醤油
普段使いの醤油としておすすめなのが、ヤマヒサ 純正こい口醤油です。
この醤油の良さは、塩味、熟成感、樽の香りのバランスが非常に良いこと。
高級な醤油の中には、香りや個性が強すぎて、刺身には合っても煮物では使いにくいものがあります。
その点、ヤマヒサの純正こい口醤油は、刺身、煮物、炒め物、汁物、つけ醤油まで、どのような使い方をしても味が崩れません。
醤油を何種類も使い分けたくない人なら、まずこれを一本用意すれば十分です。
特におすすめなのは、刺身につけて食べること。
熟成した旨味と樽の香りを最も分かりやすく感じられます。
また、後述するムソー 旨味本来・生わさび チューブ入り 40gとの相性が抜群です。
醤油の熟成感とわさびの香りが互いを邪魔せず、刺身の味をしっかり引き立てます。
容量は、試しやすい720mlと、使用量が多い家庭向けの1.8Lがあります。
ヤマヒサ 純正こい口醤油を確認する万能で使いやすい本みりん|マンジョウ 本みりん
みりんは、そのまま味わうためというより、料理に照りやコクを加えるための調味料です。
醤油や味噌ほど商品ごとの差が表に出にくいため、無理に高価なものを選ぶ必要はありません。
そこでおすすめしたいのが、マンジョウ 本みりんです。
価格を抑えながら、甘み、照り、コクを安定して加えられ、煮物、照り焼き、丼物、煮魚など幅広い料理に使えます。
高級な料理店でも使われることがあるほど、特別な癖がなく、料理全体を崩さない万能な本みりんです。
みりん自体の個性を求めるのではなく、
安く、使いやすく、どんな料理でも安定して仕上げたい
という家庭用のみりんとして、非常に選びやすい一本です。
マンジョウ 本みりんを確認する酸化臭が目立ちにくい白だし|ヒガシマル 京風割烹 白だし
白だしは便利な調味料ですが、商品によっては開けたばかりでも酸化したような香りが強いと感じることがあります。
しかも、白だし自体の香りは料理に入れれば消えるとは限りません。量や料理によっては、加熱後も酸化臭が目立つ場合があります。
そこでおすすめしたいのが、ヒガシマル 京風割烹 白だしです。
この白だしは、開封後も酸化臭が比較的目立ちにくく、だしの香りを素直に料理へ加えられます。
味わいには適度な甘みがあり、複数のだしが重なったような複雑さも心地よいです。
お吸い物、だし巻き卵、茶碗蒸し、煮物、うどんなど、料理の色を濃くせずに、だしの旨味と塩味を加えたい場面で使いやすい白だしです。
ヒガシマル 京風割烹 白だしを確認する薄口醤油と組み合わせると、さらに美味しい
白だしだけでも味はまとまりますが、料理によっては甘みやだしの印象が前へ出すぎることがあります。
そこで一緒に使いたいのが、ヒガシマル 超特選丸大豆うすくち 吟旬芳醇です。
白だしへ薄口醤油を少量加えることで、醤油の香りと塩味の輪郭が生まれ、より自然で奥行きのある味に仕上がります。
この薄口醤油は二重構造の容器に入っており、こちらも酸化に強い点が魅力です。
白だしだけで味を完成させるのではなく、白だしでだしと甘みを加え、薄口醤油で香りと輪郭を整える。
家庭で和食の味を安定させたいなら、セットで用意しておきたい組み合わせです。
ヒガシマル 超特選丸大豆うすくち 吟旬芳醇を確認する温かい料理に使いやすい万能つゆ|創味のつゆ
めんつゆは、そばやそうめんにつけるだけでなく、煮物、丼物、うどんなど、温める料理に使う機会が多い調味料です。
そうした普段使いにおすすめしたいのが、創味のつゆです。
かつおのだし感が強く、醤油の風味と塩味もしっかりしています。素材の味を生かしながらも、料理の中でめんつゆだけが負けることがありません。
だし、醤油、塩味のバランスが良く、薄め方や使い方を変えても味が崩れにくい、非常に使い勝手のよいつゆです。
うどんやそばの温かいつゆ、親子丼、煮物など、一本で幅広く使いたい人に向いています。
創味のつゆを確認するそばをそのままつけて食べるなら|佐々長醸造 老舗の味 つゆ
一方で、そばなどをそのままつけて食べるためのつゆとして、私が一番好きなのは、佐々長醸造の老舗の味 つゆです。
甘みとかつおの風味が強く、香りのあるそばと合わせても、つゆの存在感が負けません。
濃いだけではなく、甘み、だし、醤油のまとまりが良く、非常に洗練された味わいです。
普段の料理へ幅広く使うなら創味のつゆ。
そばをつけて、つゆそのものの味まで楽しむなら老舗の味 つゆ。
同じめんつゆでも、用途を分けて選ぶのがおすすめです。
佐々長醸造 老舗の味 つゆを確認する何にでも使いやすい万能味噌|白山吹
普段使いの味噌としておすすめしたいのが、白山吹です。
味わいは非常にスタンダードで、価格も手頃。
それでいて、安価な味噌にありがちな薄さや安っぽさは感じません。
塩味もしっかりしており、味噌汁はもちろん、煮物、炒め物、味噌だれなど、用途を選ばず使えます。
強い個性を主張するタイプではありませんが、どのような料理に使っても味が崩れにくい。
手頃な価格で、本当に何にでも使える味噌が欲しい。
という人におすすめしたい、万能な味噌です。
信州味噌 白山吹を確認する甘みと米麹のコクを楽しむ味噌|フンドーキン 生詰あわせみそ
甘い味噌が好きな人には、フンドーキン 生詰あわせみそがおすすめです。
味噌の中に米麹が残っており、一般的な味噌と比べて甘みがかなり強め。
そのため、好みは分かれます。
しかし、この米麹から生まれる甘みとコクが素晴らしく、味噌汁に使うと、まろやかで厚みのある味に仕上がります。
甘い味噌が苦手な人には向きませんが、九州系の甘口味噌が好きな人には、非常に魅力的な商品です。
フンドーキン 生詰あわせみそを確認する白山吹とフンドーキンを混ぜると、さらに美味しい
私が特におすすめしたいのが、
白山吹を2、フンドーキン 生詰あわせみそを1
の割合で混ぜる使い方です。
白山吹の塩味と使いやすさに、フンドーキンの甘みと米麹のコクが加わります。
白山吹だけでは素直すぎる部分を甘口味噌が補い、フンドーキンだけでは甘すぎる部分を白山吹が引き締めてくれます。
塩味、甘み、コクのバランスが非常によく、味噌汁にも料理にも使いやすい組み合わせです。
万能な味噌と、個性の強い味噌を混ぜることで、両方の長所を生かす。
味噌を一種類に決めきれない人にも、ぜひ試してほしい配合です。
価格を気にせず普段使いできる万能塩|沖縄の塩 シママース
料理全般へ惜しまず使える塩としておすすめなのが、沖縄の塩 シママースです。商品名は「シママース」が正式表記です。
塩味、甘み、苦みなどのバランスがよく、特定の要素だけが強く出ません。
まろやかな塩の中には、丸みを重視するあまり、料理に使うと塩味の輪郭が弱く感じられるものもあります。
シママースは角が強すぎない一方で、きちんと料理を引き締める塩味があります。
下味、炒め物、煮物、汁物など、用途を選ばず使いやすく、価格を気にせず普段の料理へ使える万能な塩です。
沖縄の塩 シママースを確認する一種類の塩だけで、ほとんどの料理を作りたい人におすすめです。
甘みのある塩が好きなら|カンホアの塩
塩の中に甘みを求める人には、カンホアの塩がおすすめです。
手頃な価格ながら、塩味の後ろに自然な甘みがあり、食材の味を柔らかくまとめてくれます。
シママースが塩味と全体のバランスを重視した万能型なら、カンホアの塩は、もう少し甘みやまろやかさを楽しむタイプです。
野菜、肉、魚など、素材そのものの味を生かしたい料理にも向いています。
カンホアの塩を確認する独特の食感を楽しむ仕上げ塩|マルドン シーソルト
料理の仕上げに振りかけ、塩そのものの食感を楽しみたいなら、マルドン シーソルトがおすすめです。
ほかの塩と比べると苦みはやや強め。
その一方で、薄い結晶が生むカリカリ、サクサクとした独特の食感があります。
料理中に溶かして使うよりも、サラダ、肉料理、魚料理などへ最後に振りかける使い方に向いています。
味を均一になじませる塩ではなく、噛んだ瞬間に塩味と食感のアクセントを加える仕上げ塩です。
マルドン シーソルトを確認する普段使いならシママース。
甘みを求めるならカンホアの塩。
食感まで楽しみたいならマルドン。
爽やかな香りと辛味を楽しめる胡椒|大津屋 インド・マラバル産ホール胡椒
胡椒は、あらかじめ粉末になったものよりも、使う直前にホールから挽いた方が香りの違いを感じやすい調味料です。
おすすめは、大津屋のインド・マラバル産ホール胡椒。
挽いた瞬間に広がる爽やかな香りが素晴らしく、胡椒らしい辛味もしっかりあります。
香りだけが華やかすぎたり、辛味だけが強すぎたりせず、両者のバランスが良いのが特徴です。
肉料理、魚料理、パスタ、炒め物、スープ、サラダなど、本当に何にでも合わせやすい万能な胡椒です。
大津屋 インド・マラバル産ホール胡椒を確認する胡椒を変えるなら、まず粉末の商品を高級品にするより、ホールを使うところから始めるのがおすすめです。
胡椒ミルは国産のIKEDAがおすすめ
ホール胡椒と一緒に用意したいのが、IKEDAの胡椒ミルです。
価格は比較的手頃ですが、胡椒をかなり細かく挽けます。
粗挽きだけでなく、料理全体へなじみやすい細かな胡椒にもできるため、用途を選びません。
胡椒は粒そのものだけでなく、ミルの挽き具合によっても香り方や辛味の広がり方が変わります。
大津屋のマラバル産ホール胡椒とIKEDAのミルを組み合わせれば、家庭でも挽きたての爽やかな香りを楽しめます。
IKEDAのペッパーミルを確認する生わさびの香りと強い辛味を楽しめる|ムソー 旨味本来・生わさび
チューブわさびでおすすめしたいのが、ムソー 旨味本来・生わさび チューブ入り 40gです。
口に入れた瞬間、わずかに甘みを感じます。この最初の甘みは、人によっては少し苦手に感じるかもしれません。
しかし、後味にはしっかりと強い辛味が残り、生わさびらしい爽やかな香りも感じられます。
先ほど紹介したヤマヒサ 純正こい口醤油との相性も抜群です。醤油の熟成感と樽の香りに、わさびの辛味と香りが加わり、刺身の味をきれいに引き立ててくれます。
ただし、開封後に長く保存すると、少しずつ辛味が弱くなります。
ムソー 旨味本来・生わさび チューブ入り 40gを確認する香りと辛味がしっかり残っているうちに、早めに使い切るのがおすすめです。
まとめ|すべて高級品に変える必要はない
家庭料理の味を変えるために、高価な調味料を何十種類もそろえる必要はありません。
まずは普段よく使う、
- 醤油
- みりん
- 白だし
- めんつゆ
- 味噌
- 塩
- 胡椒
- わさび
の中から、使用頻度の高いものを一つ変えてみてください。
醤油や塩は料理全体の土台を変え、白だしやめんつゆは手軽にだしの厚みを加えてくれます。
胡椒やわさびは使用量こそ少ないものの、挽きたての香りや後味の辛味によって、料理の印象を大きく変えられます。
また、高級な商品が必ずしも万能とは限りません。
刺身には美味しくても煮物には合わない醤油や、個性が強すぎて用途を選ぶ塩もあります。
大切なのは価格ではなく、どの料理に、どのような目的で使うかです。
この記事で紹介した商品は、実際に使った中から、家庭でも味の違いを感じやすく、普段使いしやすいものを中心に選びました。
すべてを一度に買い替えず、よく作る料理に関係する調味料から試してみてください。
調味料だけでなく、実際に買ってよかった通販食品もまとめています。



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