ホヤ・デ・ニカラグア クラシコ セレクションBをレビュー|不味くない。でも進路が見つからない。

酒・葉巻

ホヤ・デ・ニカラグア クラシコ セレクションBは、柔らかな煙質とウッディな味わい、淡い甘みを持つミディアムライトの葉巻だった。

強く吸わず、ゆっくり優しく吸えば甘みが優勢になる。決して不味い葉巻ではない。

しかし、味の層は薄く、変化も少ない。初心者向けと言えそうでいて、最初の一本として勧めるには少し物足りない。経験者があえて選ぶ理由も見つけにくい。

私が教師で、この葉巻が生徒なら、どの進路を勧めればよいのだろう。

こんな人におすすめ

強いて挙げるなら、次のような人には合うかもしれない。

✅ 強いボディや大量の煙が苦手な人

✅ 淡いウッディと軽い甘みを静かに楽しみたい人

✅ 弱く、ゆっくり吸うことを苦に感じない人

こんな人におすすめしない

❌ 初めての葉巻として印象的な味を求める人

❌ 濃厚な甘みや複雑な変化を求める人

❌ 飲み物との組み合わせを楽しみたい人

ホヤ・デ・ニカラグア クラシコ セレクションB。140mm×40RGの細身な一本。

基本情報

  • 銘柄:ホヤ・デ・ニカラグア クラシコ セレクションB
  • サイズ:140mm × 40RG
  • 価格:900円
  • 喫煙時間:約55分
  • カット:7mmパンチ
  • ドリンク:ミルクチョコプロテイン
  • 天候:晴れ26℃、少し風あり、少し暑い
  • ボディ:ミディアムライト


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外観・プレドロー

7mmパンチでカット。ドローはほんの少し軽めだった。

明るい茶色のラッパーは、派手な艶こそないものの、滑らかで上品な見た目をしている。

触った印象は、少し高そうな革のグローブ。乾いた安い革というより、薄くしなやかな革を思わせる質感だった。

ラッパーからはレザー、ウッディ、ナッティな香り。フットからは干し草を感じる。

ドローはほんの少し軽め。

また、この価格帯としては珍しく、バンドが二枚巻かれている。しかも、どちらも裏側まできちんと印刷されていた。

見栄えにはかなり気を使っているようだ。

序盤|ウッディと白胡椒、そして早くも漂う不安

序盤は白胡椒のスパイシー。素朴な味わいで飽きそうな気配に不安をよぎる。

普通に煙を吐くと、味わいの中心はウッディ。

レトロヘイルでは白胡椒のスパイシーさが加わり、その奥に淡い甘みを感じる。個人的には、普通に吐くよりもレトロヘイルを使ったほうが楽しめた。

副流煙は可もなく不可もなく。

葉巻に慣れている人なら普通の葉巻らしい香りに感じるだろうが、慣れていない人には「タバコ臭い」で終わるかもしれない。

ボディはミディアムライト。

吸い進めるにつれて白胡椒のスパイシーさは少しずつ弱くなっていった。

普通に美味しいとは思う。

ただ、着火から1cmほどの時点で、すでに飽きそうな気配があった。

まだ序盤である。

かなり不安だ。

中盤|柔らかい煙と、直接的な刺激

灰は想像より形を保っていたものの、表面は脆く崩れやすい。

吐き出した煙には、淡い甘さと良い香りがある。

強く吸わず、ゆっくり優しく吸い込むと煙量は少なくなるが、ウッディよりも甘みが優勢になった。

この葉巻は、かなり繊細なのかもしれない。

一方、序盤に香りとして感じた白胡椒は薄れ、その代わりに舌や口内へ直接届くピリピリとした刺激が残った。

香りから、口への刺激に変わったような印象だ。

煙の質感そのものは柔らかく、尖ってはいない。ただし口内には直接的なスパイシーさがあるため、単純に「マイルド」と表現するには少し迷う。

ボディは中盤に入って、ほんの少しだけ厚くなった。

序盤はミルクチョコプロテインに完全に負けていたが、中盤ではギリギリ負けない程度になった。

しかし、味の層はとても薄い。

半分へ届く前に、案の定飽きてきた。

このままウッディな味が濃くなれば、次に出てきそうなのは甘みではなく渋みだろう。

恐らく、私は好きではない。

灰は想像していたより形を保っていたものの、表面は脆く、崩れやすい。

葉巻そのものも繊細な印象で、雑に扱うより、ゆっくり丁寧に吸ったほうがよさそうだ。

終盤|苦味と、バラバラになったマリアージュ

甘みを引き出そうと弱く吸い続けた結果、終盤に片燃えが発生。

終盤には片燃えが発生した。

ただし、これは甘みを引き出すためにかなり弱く吸い続けていた影響だと思う。普通のペースで吸えば、大きな燃焼問題は起きなかった可能性が高い。

味わいに大きな変化はない。

増えたのは、主に苦味だった。

中盤までは何とか成立していたミルクチョコプロテインとの組み合わせも、終盤には崩れてしまった。

葉巻と飲み物が、互いの良さを引き出すことなく、別々の方向を向いている。

バラバラだ。

二枚のバンドを眺めながら、私は思った。

この価格帯にしては立派なバンドだ。裏側まで丁寧に印刷されている。

しかし、その力をもう少し葉巻の味わいへ回してほしかった。

そんなことを考えていると、火種が小さく弾け、指の上へ落ちた。

少し熱い程度だったが、陰口を聞きつけたかのような手痛い反撃である。

難しい子だ。

最後はかなり苦味が押し寄せ、葉巻自体も熱くなってきたため、指2.5本分を残して終了。

喫煙時間は55分だった。

味わい同様、少し苦い思い出となった。

総評|不味くないのが、むしろ厄介

ホヤ・デ・ニカラグア クラシコ セレクションBは、不味い葉巻ではない。

弱く、ゆっくり吸えば淡い甘みが現れ、煙の質感も柔らかい。外観やバンドも価格以上に丁寧で、作りが極端に悪いわけでもない。

だからこそ、評価に困る。

900円は、葉巻の世界では安い価格だ。

しかし、葉巻に馴染みのない人から見れば、約1,000円は決して安くない。その金額を払って初めて吸った葉巻がこれだったなら、私は少しがっかりしたかもしれない。

「葉巻とは、こんなものだったのか」と思ってしまう可能性がある。

読書中の邪魔をしない葉巻ではある。

ただし、味わいが薄いから邪魔をしないだけであり、積極的に読書へ合わせたい魅力があるわけではない。繊細で崩れやすく、弱く吸う必要もあるため、意外と葉巻側へ気を使わされる。

初心者向けと言えそうで、初心者には勧めにくい。

経験者向けかと言われれば、変化や厚みが足りない。

普段用にするには、900円という価格が絶妙に高い。

どの進路にも決め手がない。

不味くないのが、むしろ厄介な一本だった。

評価

項目評価
★★☆☆☆
煙量★★☆☆☆
甘み★★☆☆☆
香り★★★☆☆
変化★★☆☆☆
コスパ★★☆☆☆
作り★★★☆☆
満足感★★☆☆☆
再購入★★☆☆☆
読書適性★★☆☆☆

リピート

積極的な再購入はなし。

嫌いだからではない。

もう一度、この葉巻を選ぶ理由が見つからないからだ。

同じ900円を払うなら、もう少し甘みや厚みがある葉巻、あるいは変化が少なくても気軽に吸える葉巻を選びたい。

この日の口直しに200円の葉巻を吸したところ、そちらのほうが素直に満足できた。この経験から考えた私なりの節約については、[節約とは今を我慢することではない]にまとめている。

リンク先:

節約とは今を我慢することではない|将来の安心と日常の満足を両立する
節約とは、今を我慢して金を残すことではない。将来の安心を確保しながら、現在の満足度も高めるために、支出の期間、安さと満足、まとめ買いについて考えます。

最後に

私が教師で、この葉巻が生徒だったなら、どの進路を勧めればよいのだろう。

素行は悪くない。

成績も落第ではない。

外見もきちんとしており、履歴書には立派なバンドが二枚並んでいる。

しかし、本人が何をしたいのか、何が得意なのかが、最後まで見えてこなかった。

推薦状を書けないまま卒業を見送り、その後も時々、

「あの子には、何が合っていたのだろう」

と思い出してしまいそうだ。

陰口を言えば、火種を投げてくる子ではあったが。

難しい子だった。

この経験から考えたこと

900円の葉巻より200円の葉巻に満足した経験から、私にとっての節約について考えました。

節約とは今を我慢することではない|将来の安心と日常の満足を両立する
節約とは、今を我慢して金を残すことではない。将来の安心を確保しながら、現在の満足度も高めるために、支出の期間、安さと満足、まとめ買いについて考えます。

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