Flor de Oliva Maduro Robustoは、強烈なウッディ、ナッツ、カカオ、ローストコーヒーを楽しめる、濃厚な食後向け葉巻でした。
FDOらしい渋みもかなり強く、葉巻単体では甘みに乏しいため、私の味評価は★★★☆☆ほどです。
しかし、甘いモカコーヒーを合わせると状況が一変。
不足していた甘みが補われ、葉巻側のカカオとコーヒーが膨らみ、危険なほど濃厚なマリアージュが完成しました。
マリアージュ込みなら味は★★★★★。
バンドルセール時の着地価格は約800円。装飾、作り、味の厚みを考えると、明らかに価格以上の一本です。
✅おすすめする人
- 強烈なウッディ系の葉巻が好きな人
- ナッツ、カカオ、ローストコーヒー系を求める人
- 食後に濃厚な葉巻を吸いたい人
- 甘いモカやコーヒーと葉巻を合わせたい人
- 安価でも高級感のある味を求める人
❌おすすめしない人
- 葉巻単体に分かりやすい甘みを求める人
- 渋みや苦味が苦手な人
- 軽くクリーミーな葉巻を求める人
- 大きな味の変化を楽しみたい人
- 読書へ静かに集中できる葉巻を求める人
※国内未流通のため、この記事に商品広告や購入リンクは掲載していません。

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄 | Flor de Oliva Maduro Robusto |
| 表記 | Cabinet Edition |
| サイズ | Robusto/5 × 50 |
| ラッパー | エクアドル |
| バインダー | ニカラグア |
| フィラー | ニカラグア |
| 購入価格 | バンドルセール時、着地約800円 |
| 喫煙時間 | 約45分 |
| カット | 9mmパンチ |
| 飲み物 | モカ入りプロテインコーヒー |
| 食事 | カレー春雨 |
| 天候 | 風強め、予想より肌寒い |
| 終了位置 | 指一本半ほど残して終了 |
外観|安葉巻枠なのに装飾が豪華

Flor de Oliva Maduro Robustoは、濃い茶色のラッパーに、黒、赤、金を組み合わせた大きなバンドを巻いています。
さらにフット側には「CABINET EDITION」と書かれた二つ目のバンド。
バンドルセールで一本約800円だった安葉巻枠とは思えないほど、装飾が豪華です。
ラッパーからは、かなり強いウッディと、酸味を伴ったレザー。
最初は接着剤のような酸味も感じましたが、バンドを外すと消えました。
接着剤でした。
葉巻自体には、ほのかにローストコーヒーのような香りがあります。
フットは、まだ若さの残った烏龍茶葉のような香り。
9mmパンチを使用。ドローはやや硬めです。
序盤|黒胡椒、ウッディ、ナッツ、カカオ

普通に煙を吐くと、濃いウッディとわずかな甘み。
レトロヘイルでは、黒胡椒、強烈なウッディ、ナッツ、カカオ、コーヒーのニュアンスを感じます。
かなり濃厚です。
ただし、序盤のレトロヘイルは刺激が強い。
いつもより少量の煙を鼻へ通したほうが、刺激に邪魔されず美味しく感じられました。
7mmほど進むと、スパイスは少し落ち着きます。
普通に吐いた煙は、ウッディとわずかな甘み。
レトロヘイルでは、ウッディ、ナッツ、ロースト、コーヒーを思わせる苦味が、複雑に融合しています。
それぞれの味がバラバラに主張するのではなく、濃い一つの塊として押し寄せてくる印象です。
ボディはミディアムフル。
層が厚く、分かりやすく濃厚で美味い。
一本約800円とは思えない、明らかにもっと高い葉巻のような完成度を感じました。
副流煙は黒胡椒を中心に、ほんのり甘いカカオ。
そして、モカコーヒーとの相性が最高です。
葉巻単体では不足している甘みをドリンクが補い、カカオとコーヒーのニュアンスをさらに強く引き出します。
これは食後の一本として非常に強い。
中盤|建築用の角材で何度も殴られる

中盤に入ると、FDOらしいウッディさがさらに強くなります。
後味には渋みも強く残りました。
まるで、建築用の角材で何度も殴られているようです。
ただし、このウッディさには明らかに味わいの質があります。
乾燥した安っぽい木材ではありません。
ナッツ、カカオ、ローストコーヒーを含んだ、妙に高級感のある建築材です。
副流煙には、早くも酸味が立ってきました。
おそらく、葉巻単体で吸っていれば、ここまでの破壊力はなかったのでしょう。
危険なのは、モカコーヒーとの相性です。
私は回復するため、モカコーヒーという名のポーションを飲みます。
しかし、ポーションを飲むたびに、葉巻側のコーヒーとカカオがさらに強くなる。
不足していた甘みは補われています。
その一方で、全体の濃厚さまで増幅され、なぜかHPが削られていきます。
私はポーションを飲みながら、ダメージを受け続けました。
アンデッドになってしまったのでしょうか。
あるいは、この葉巻とのマリアージュによって、すでに天へ旅立っているのでしょうか。
なんとも恐ろしい。
だが、美味い。
終盤|氷が溶けず、自ら墓穴を掘る

終盤に入ると、苦味が強くなってきます。
しかし、ウッディさもまだ残っています。
序盤から中盤ほどの爆発的なマリアージュではないものの、葉巻とモカコーヒーの相性は依然として強烈です。
ドリンクの残量が少なくなったため、私は氷とプロテインを追加しました。
濃厚な葉巻に、さらに濃厚なドリンク。
時間とともに氷が溶け、少しずつ薄まる計画です。
ところが、外は予想以上に冷えていました。
氷がなかなか溶けません。
どうやら私は、自ら墓穴を掘ったようです。
小さくなった氷は、グラスの中で溶け切る前に私の口へ入り、口内で最後を迎えました。
それでも、私は戦うしかありません。
葉巻の苦味は徐々に増していきます。
少し薄まったドリンクによって、マリアージュによるダメージは減ったのかもしれません。
しかし、苦味と熱さによる物理的な口内ダメージは増えていきます。
足取りが重い。
葉巻を持っているだけで、やっとの思いです。
最後の一口を飲み干し、私は再び葉巻へ立ち向かいます。
もう後がありません。
ドローがやや重かった影響もあるのか、煙は徐々に熱くなりました。
苦味と熱さに耐えきれず、指一本半ほどを残して終了。
喫煙時間は約45分。
壮絶な戦いでした。
総評|単体★★★、モカと合わせて★★★★★
Flor de Oliva Maduro Robustoは、強烈なウッディを中心に、ナッツ、カカオ、ローストコーヒーを厚く重ねた濃厚なマデューロです。
FDOらしい渋みも強く、終盤には苦味と熱さが増します。
葉巻単体では甘みが薄く、私の好みで評価するなら味は★★★☆☆。
しかし、甘いモカコーヒーを合わせると、足りない甘みが補われ、カカオとコーヒーが一気に膨らみます。
葉巻とドリンクが互いを薄めるのではありません。
互いの濃厚さをさらに増幅させる、危険なマリアージュです。
この組み合わせなら、味は★★★★★。
バンドルセール時約800円ながら、装飾、作り、味の厚みには安っぽさを感じません。
終盤の苦味と熱さは惜しいものの、序盤から中盤にかけての完成度は非常に高い一本でした。
項目別5段階評価
| 評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|
| 味 | ★★★★★ | **モカコーヒーとのマリアージュ込みの評価。**強烈なウッディ、ナッツ、カカオ、ローストコーヒーが濃厚に重なり、ドリンクの甘みで味わいが完成した。葉巻単体なら、渋みと苦味が強いため★★★☆☆。 |
| 煙量 | ★★★★☆ | 十分に濃く、味の厚みに見合う煙量。爆煙というほどではないが、満足感を損なう不足はなかった。 |
| 甘み | ★★★☆☆ | 葉巻単体では、普通に吐いた煙や副流煙にわずかな甘みを感じる程度。モカコーヒーを合わせることで、カカオやコーヒーの甘い方向が大きく引き出された。 |
| 変化 | ★★★☆☆ | 序盤の黒胡椒と濃厚なウッディから、中盤はローストとコーヒーが強まり、終盤は苦味と熱さが増加。ただし、ウッディさが終始中心で、大きく方向転換するタイプではない。 |
| コストパフォーマンス | ★★★★★ | バンドルセール時約800円ながら、味の厚み、装飾、作りの良さは明らかに価格以上。濃厚な食後用葉巻として非常に優秀。 |
| 作り | ★★★★★ | 安葉巻枠とは思えない豪華なバンドと美しい外観。ドローはやや硬めだったが、灰は密で長く保たれ、強風の中でも燃焼は安定していた。 |
| 満足感 | ★★★★☆ | 序盤から中盤のマリアージュは非常に満足度が高い。一方、終盤は苦味と熱さが強く、指一本半ほど残して終了したため満点には届かなかった。 |
| 再購入 | ★★★★☆ | 約800円なら十分に再購入対象。ただし単体では渋みが強く、甘いモカ系ドリンクを用意してこそ真価を発揮するため、常用より食後用として確保したい。 |
| 読書適性 | ★★★☆☆ | 45分ほどで吸え、灰も安定している点は読書向き。ただし味が濃く、レトロヘイルの刺激や危険なマリアージュに意識を奪われるため、静かに本へ集中する一本ではない。 |
再購入判断
Flor de Oliva Maduro Robustoは、バンドルセールで同程度の価格なら再購入します。
一本約800円で、この濃さと作りなら十分に安い。
ただし、葉巻単体で頻繁に吸いたいタイプではありません。
甘いモカコーヒーを用意し、食後に濃厚な一本を吸いたいときのために確保しておきたい葉巻です。
国内未流通で簡単には補充できないため、現在の在庫は大切に吸っていきます。
最後に
壮絶な葉巻との戦いを終え、私は部屋へ戻りました。
しかし、休む暇はありません。
私は急いでトイレへ向かいます。
原因は、おそらく直前に食べたカレー春雨です。
カレーのスパイスとの戦いは、約10分に及びました。
葉巻の黒胡椒。
建築用の角材。
モカコーヒーとの危険なマリアージュ。
溶けない氷。
そして最後に待ち構えていた、カレー。
私は葉巻を吸い終えた後も、さらなる戦いを強いられることになったのでした。
食後の一本には最高です。
食後が無事に終わっていれば。


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