Casa Turrent Short Robusto Claroをレビュー|旨さはいる。でも、なんなんだお前は。

酒・葉巻

Casa Turrent Short Robusto Claroをレビューします。

今回の一本は、非常に評価が難しい葉巻でした。

ウッディを中心にナッツ、スパイス、わずかな甘み。中盤にはクリーム感まで現れ、味そのものには確かに魅力があります。

特にクリーム+スパイスの組み合わせは私の好みにかなり近い。

しかし、それ以上に問題だったのが今回の個体。

ドローは、これまで吸った葉巻の中でも特に軽い。
片燃えを何度も繰り返す。
灰は脆い。
リングを外せばラッパーまで剥がれる。

燃焼を修正するたびに味まで変わり、最後まで「本来のCasa Turrent Claroは何味なのか」が分かりませんでした。

しかも価格は約1,200円。

奥底に旨さが隠れている気はします。

しかし70分吸っても、その正体は最後まで見えてきませんでした。

なんなんだお前は。

✅おすすめする人

  • 強いウッディ感が好きな人
  • 胡椒系のスパイスを好む人
  • クリームとスパイスの組み合わせが好きな人
  • 葉巻の個体差も含めて楽しめる人
  • メキシコ系葉巻をいろいろ試してみたい人

❌おすすめしない人

読書などをしながら気楽に吸いたい人

渋味や苦味が苦手な人

甘みの強い葉巻を求める人

安定した燃焼やドローを重視する人

1,000円前後ではコストパフォーマンスを強く求める人


カーサトゥラント ショートロブスト クラロ[48RG/120mm]

Casa Turrent Short Robusto Claroを実煙レビュー。ウッディとスパイスを軸に魅力は感じるものの、今回の個体は軽すぎるドローに苦戦した。

Casa Turrent Short Robusto Claroの基本情報

項目内容
銘柄Casa Turrent Short Robusto Claro
長さ約120mm
リングゲージ48
購入価格約1,200円
ドロー非常に軽い
ボディミディアムライト〜ミディアム
喫煙時間70分
終了位置指2本分
天候28℃、少し暑い

今回は特に個体状態が不安定だったため、以下のレビューは今回吸った一本についての評価です。

銘柄全体の品質や味を断定するものではありません。

外観・プレドロー

明るいブラウンのラッパーに水色のリングが映える。ラッパー香はウッディ、シナモンスパイス、カラメル。フットは干し草。

ラッパーは明るめの茶色。

見た目は比較的素朴で、葉脈や巻きの線も確認できます。

ラッパーからは、

  • ウッディ
  • シナモン系のスパイス
  • カラメル

といった香り。

フットは干し草です。

香りの時点では、かなり期待できそうな構成でした。

しかし、吸ってみるとドローが異常に軽い。

軽快という範囲を超えて、かなりスカスカしています。

この時点で少し不安になりました。

序盤|ウッディとナッツ、そして強い渋味

序盤はウッディとナッツの香ばしさが中心。胡椒系スパイスと淡い甘みもあるが、異常に軽いドローと片燃えが気になる。

着火直後、普通に煙を吐くとウッディとナッツの香ばしさ。

レトロヘイルでは胡椒系のスパイスとウッディ。

副流煙には、

ナッツの香ばしさ、スパイス、ほんのり甘み。

味の構成だけ見れば、決して悪くありません。

ボディはミディアムライトからミディアム。

ただし、ウッディさがかなり強い。

ウッディ系の葉巻が好きな人には魅力になると思いますが、私には渋味として強く感じられました。

そして何よりドローが軽すぎます。

普通の葉巻を吸う感覚では強すぎる。

シガリロよりも軽く吸わなければならないほどです。

指1本分ほど進むと、普通に吐いた煙とレトロヘイルの両方に甘みが現れました。

ありがちな味ではありますが、まとまり自体は悪くありません。

ドリンクを合わせると、クリーム系の要素が持ち上がります。

ミルク系の飲み物とは相性が良いのかもしれません。

しかし、その頃から片燃えも目立ち始めました。

燃焼を修正すると、なぜか味まで変わる

片燃えを少し修正。

すると味の厚みが増しました。

これは良い。

……と思ったのですが、同時に渋味まで強くなります。

舌にはビリビリとした刺激がかなり残る。

味が濃くなったというより、良い部分も悪い部分もまとめて増幅されたような感覚です。

さらに問題なのが、今回の一本では燃焼状態によって味がかなり動くこと。

片燃えしている時の方が、むしろ美味しく感じる瞬間すらあります。

一体どちらが本来の味なのでしょうか。

直した方が良いのか。

直さない方が良いのか。

葉巻レビューで、そんなことで悩むとは思いませんでした。

中盤|クリームとスパイス。この瞬間は好きだった

中盤はウッディ主体に苦味、スパイス、わずかなクリーム感。クリーム+スパイスは好みだったが、燃焼修正のたびに味が大きく動いた。

中盤も主体はウッディ。

そこへ少し苦味。

正直、この時点ではあまり好みではありません。

しかし、よく味わうと、わずかにクリームのような丸みがあります。

そこへスパイス。

この組み合わせは好きです。

今回改めて、

私はクリームとスパイスの組み合わせが好きなのだ

と再確認しました。

もう一度片燃えを修正すると、スパイスとともに香ばしい香りが立ち上がります。

味わいそのものには、確かにポテンシャルがあります。

良い個体なら、もっと美味しいのかもしれません。

ただし、同時にウッディさもさらに強くなりました。

少し強すぎる。

しかし、これも個性ではあります。

強烈なウッディさが好きな人なら、むしろたまらないのかもしれません。

私は苦手です。

ドリンクを合わせると、今度はスパイスが少し悪目立ちしました。

ここでふと思いました。

チャイティーと合わせたら面白いのではないか。

ミルクとスパイスを持つ飲み物なら、この葉巻のクリームとスパイスに合いそうです。

ただし私は、きちんとチャイティーを飲んだ経験がありません。

なんとなくそう思っただけです。

片燃え、再び

そして絶賛片燃え進行中。

灰もかなり脆い。

再び修正。

またウッディさが強くなる。

今回の一本は、燃焼を直すたびにこちらへ別の顔を見せてきます。

どれが本来の味なのか、最後までよく分かりません。

普通なら燃焼を正しく直した状態を基準に考えたいところです。

しかし今回は、片燃えしている時の方が美味しく感じることさえある。

評価が難しすぎます。

終盤|リングを外したら、ラッパーまで外れた

終盤は渋味と苦味が強くなり、リングを外すとラッパーまで剥離。今回の個体は作りのトラブルが最後まで続いた。

終盤。

リングを外します。

すると、

ラッパーまで一緒に剥がれました。

なんなんだお前は。

今回の個体はラッパーがかなり薄く感じます。

体感ではFactory Smokesより薄いのではないかと思うほどでした。

もちろん、今回の一本だけでCasa Turrent全体の作りを判断することはできません。

しかし、

  • 異常に軽いドロー
  • 何度も発生する片燃え
  • 脆い灰
  • リングを外した際のラッパー剥離

ここまで重なると、少なくとも今回の個体については作りを高く評価できません。

終盤になると、渋味と苦味もかなり強くなります。

中盤のクリーム+スパイスは好きでした。

しかし、その美味しさは長く続きません。

指3本分。

もうきつい。

ここで私は、別の葉巻が吸いたくなってきました。

アロマデニカです。

1,200円という現実

Casa Turrent Short Robusto Claroは約1,200円。

ここで思ってしまいます。

この価格なら、Aroma de Nica 384が2本買える。

なんということでしょう。

Casa Turrentを吸って、アロマデニカの偉大さを再確認してしまいました。

もちろん、今回がハズレ個体だった可能性は十分あります。

むしろ味の奥底には、

「良い個体ならもっと美味しいのでは?」

と思わせる何かがありました。

しかし問題は、

その良個体を確認するために、もう一度1,200円払いたいか?

ということ。

私はかなり難しいです。

最終盤|ラッパーが剥がれた場所まで行ってみる

ラッパーが剥がれた部分まで確認するため吸い続け、指2本分・70分で終了。結果的に味はあまり変わらず、「なんなんだお前は」という感想だけが残った。

指3本分ですでにかなりきつい。

渋い。

苦い。

暑い。

もう60分。

体感ではもっと長く感じます。

それでも、ラッパーが剥がれた部分まで吸ってみたくなりました。

ここまで来たら確認したい。

しかし、ドローは軽いはずなのになぜか全然進みません。

軽すぎるため慎重に吸っているからなのか。

それとも単純に精神的な問題なのか。

もはや分かりません。

これはレビューなのか。

耐久試験なのか。

苦行なのか。

ようやくラッパーが剥がれた部分へ到達。

吸ってみます。

……。

結果的には、あまり変わりませんでした。

指2本分で終了。

喫煙時間は70分。

もう限界です。

Casa Turrent Short Robusto Claroの総評

今回のCasa Turrent Short Robusto Claroは、最後まで非常に評価しづらい一本でした。

味わいの中心はウッディ。

そこへナッツの香ばしさ、胡椒系スパイス、淡い甘み。

中盤にはクリームのような丸みもあり、クリーム+スパイスの瞬間はかなり好みでした。

そのため、味の設計そのものには魅力を感じます。

一方で今回の個体は、作りの問題が大きすぎました。

特に異常に軽いドローと片燃え。

燃焼を修正するたびに味が変わり、「これが本来の味」と言える基準が最後まで作れませんでした。

したがって今回の評価は、

Casa Turrent Claroという銘柄そのものの断定的な評価ではなく、私が実際に1,200円で購入して吸ったこの一本の評価

です。

良個体なら、もっと美味しい可能性はあります。

しかし、それを確かめるためにもう一本買う気にはなれません。

奥底に旨さが隠れているような気はした。

しかし70分探しても、最後まで姿を現しませんでした。

項目別評価

評価項目点数評価理由
★★☆☆☆中盤のクリーム+スパイスには魅力があったが、全体ではウッディさ、渋味、終盤の苦味が強い。今回の個体状態では本来の味を掴みきれなかった。
煙量★★★☆☆多すぎず少なすぎず、標準的。
甘み★★☆☆☆序盤から中盤に淡い甘みは感じられたが、ウッディ、渋味、スパイスに埋もれやすい。
変化★★☆☆☆甘み、クリーム、スパイスなどの変化はあったが、燃焼修正による味の変動が大きく、純粋な味の変化として評価しにくい。
コストパフォーマンス★★☆☆☆約1,200円。良個体なら評価が上がる可能性はあるが、今回の満足度では厳しい。
作り★★☆☆☆異常に軽いドロー、片燃え、脆い灰、リングを外した際のラッパー剥離。今回の個体については明確にマイナス。
満足感★☆☆☆☆一部に好みの味はあったものの、70分の大半を燃焼と渋味・苦味に付き合う結果となった。
再購入★☆☆☆☆良個体は気になるが、それを確認するためにもう一度約1,200円払いたいとは思えない。
読書適性★★☆☆☆味自体は極端に重くないが、片燃えと軽すぎるドローへの注意が必要で、読書へ集中しにくい。

再購入について

再購入は星1つ。

味の中には、確かに気になる部分がありました。

特に中盤のクリームとスパイス。

あの方向性が最初から最後まで安定して出る良個体なら、評価はかなり変わる可能性があります。

しかし約1,200円。

もう一度同じ価格を払って、

「今度こそ本来の味が分かるかもしれない」

という賭けをする気にはなれません。

同じ金額があるなら、私は別の葉巻を買います。

アロマデニカ384なら2本買えます。

この比較はあまりにも強い。


カーサトゥラント ショートロブスト クラロ[48RG/120mm]

最後に|なんなんだお前は

今回、私は葉巻を評価するために吸い始めました。

途中からは片燃えを直していました。

そのうち、

「直した方が美味しいのか?」

という疑問が生まれました。

さらにリングを外したら、ラッパーまで剥がれました。

それでも私は、

「せっかくだから、剥がれた場所まで吸ってみたい」

と思いました。

暑い。

渋い。

苦い。

60分を超えた。

全然進まない。

これは苦行なのか。

ようやく問題の場所まで到達。

味を確認。

あまり変わらない。

70分。

指2本分で終了しました。

良個体なら、もっと美味しいのかもしれません。

奥底には何かいるような気もします。

しかし見えない。

最後まで見えない。

本当になんなんだお前は。

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