チャズ・シガロスは、細身ながら煙量があり、ウッディ、ナッツ、カカオをほんのり感じられるシガリロです。
しかし、味わいは全体的に薄く、後味には紙巻きタバコを思わせる苦味と雑味が残りました。
吸いながら私が考えていたことは、ただ一つ。
早く葉巻が吸いたい。
今まさに吸っているところだが、これは私にとっては葉巻ではない。
口腔喫煙している紙巻きタバコである。
紙巻きタバコから葉巻へ入るきっかけとしては、理解できなくもありません。
ただし、紙巻きタバコで俗にいうキック感も乏しく、紙巻き喫煙者にとっても平坦に感じる可能性があります。
5本930円、1本あたり約186円。
私は、約200円のKeith Break Timeを選びます。
✅おすすめする人
- 紙巻きタバコに近い感覚から葉巻を試してみたい人
- 強い香りや濃厚な味を求めない人
- 煙量があり、軽く吸える細身のシガリロを探している人
❌おすすめしない人
- 葉巻らしい香ばしさや味の厚みを求める人
- 吸い進めるごとの変化を楽しみたい人
- 短時間でも高い満足感を求める人
- Keith Break TimeやVilliger Exportのような、分かりやすい葉巻感を好む人

チャズ・シガロスの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄 | チャズ・シガロス |
| サイズ | 約105mm×11mm |
| ラッパー | スマトラ産 |
| バインダー | エクアドル産 |
| フィラー | ドミニカ産、ブラジル産、ジャワ産 |
| 購入価格 | 5本930円 |
| 1本あたり | 約186円 |
| 喫煙時間 | 約25分 |
| 終了時 | 指約2本分 |
| ドロー | やや重め |
| 飲み物 | プロテインコーヒー |
| 天候 | 風あり |
外観・着火前の香り

チャズ・シガロスは、長さ約105mm、直径約11mmの細身な一本です。
一般的な紙巻きタバコより少し太く、葉巻として見るとかなり細い形状をしています。
ラッパーから感じる香りは非常に淡く、ウッディ、カラメルのような香りがわずかにあります。
フットからの香りはさらに分かりにくく、ラッパー由来と思われる薄い香りを感じる程度でした。
ドローはやや重め。
吸えないほどではありませんが、開始前から少し抵抗を感じます。
前半|煙は出る。しかし、味わうものが少ない

着火直後、普通に煙を吐くと、非常に淡いウッディな味わい。
レトロヘイルでは、ウッディ、ナッツ、わずかな甘みを感じます。
さらに注意して探すと、ごく薄いカカオのようなニュアンスもありました。
ボディはライトからミディアムライト程度です。
細身で使われている葉の量も多くありませんが、煙量は意外とあります。
口に煙を含んでいる感覚はきちんとあり、「何かを吸っている」という満足感はあります。
ただし、煙の量に対して味の密度が低い。
副流煙には少し香ばしさがあるものの、雑味もあり、かなり紙巻きタバコの煙に近く感じました。
私はこの時点で、あまり良い印象を持てませんでした。
プロテインコーヒーと合わせると、カカオ感が少し持ち上がり、ミルク由来のクリーム感も加わります。
一瞬、悪くない組み合わせに思えます。
しかし、葉巻と飲み物が互いを引き立てているというより、チャズ・シガロスが飲み物の味に負けています。
葉巻を味わうというより、コーヒーの合間に煙を口へ含んでいる感覚です。
何も考えずに吸う用途なら、邪魔にならないという見方もできます。
ただ、私は葉巻に「邪魔をしないこと」よりも、「吸う理由があること」を求めています。
後半|葉巻を吸いながら、葉巻が吸いたくなった

後半に入ると、ほんのりとカカオやナッツが現れます。
しかし、味わいに厚みが加わるほどではありません。
前半から大きな変化はなく、全体的に平坦なまま進みます。
そして、後味には紙巻きタバコを思わせる苦味と雑味が強く残るようになりました。
この頃、私が考えていたことは味の分析ではありません。
次は何を吸おうかな。
考えるのは、そればかりです。
今吸っている一本をどう味わうかではなく、これが終わった後に吸う葉巻のことを考えている。
不味すぎて一口も吸えないわけではありません。
しかし、喫煙時間そのものが、次の葉巻までの待ち時間になっていました。
これがチャーチルやロンズデールのような長いサイズではなく、本当に助かりました。

指約2本分。
喫煙開始から約25分とかなり早い段階でしたが、限界を感じて終了します。
助かった。これで次が吸える。
これが、吸い終えた瞬間の正直な感想です。
紙巻きタバコから葉巻へ入るきっかけにはなるかもしれない
チャズ・シガロスは、葉巻好きのための葉巻というより、紙巻きタバコを吸っている人が葉巻を知るきっかけとしては理解できます。
副流煙や後味が紙巻きタバコに近く、味も極端に葉巻らしい方向へ振れていません。
初めて吸った人が「普段のタバコと違いすぎる」と戸惑う可能性は低そうです。
ただし、紙巻きタバコで感じるようなキック感はほとんどありません。
そのため、紙巻き喫煙者から見ても、刺激がなく平坦なタバコに感じる可能性があります。
葉巻好きには味が薄い。
紙巻きタバコ好きにはキック感が弱い。
両者をつなぐ橋ではあるものの、橋の真ん中で止まっているような印象です。
口直しにKeith Break Timeを吸った
チャズ・シガロスを消した後、口直しとしてKeith Break Timeを吸いました。
今回のキースは、72%で長期間保管していたため、恐ろしいほどドローが重い個体です。
PerfecDrawを入れ、中央にあった長く太い葉脈を一本抜きました。
それでも、フラットカットした断面には太い葉脈が4本も残っています。
明らかにギシギシ、ミチミチです。
私はKeith Break Timeを何十本も吸っていますが、キースはドローが悪いと味も明らかに落ちます。
今回も、本来の状態からはほど遠い個体でした。
それなのに、チャズ・シガロスの後に吸うと驚くほど美味しい。
煙量はチャズ・シガロスより少ないにもかかわらず、香ばしさと味わいの厚みは比較になりません。
ピーナッツのような香ばしさが、プロテインコーヒーと合わさります。
アーモンドチョコ、あるいはアーモンドミルクコーヒーのような味わいです。
これだよ、これ。
やはり葉巻は、こうでなくっちゃ。
長い葉脈を抜くとドローは格段に改善し、煙量も増えました。
ただし、味わいそのものは大きく改善しません。
太い葉脈が多い個体は、空気の通りを悪くするだけでなく、葉肉ではなく硬い葉脈部分を多く燃やすことで、味にも悪影響を与えている可能性があります。
これは現時点では私の経験上の仮説ですが、ドローだけを改善しても味が戻らない理由の一つかもしれません。
いずれにしても、状態の悪いKeith Break Timeですら、チャズ・シガロスより圧倒的に葉巻らしい満足感がありました。
ありがとう、キース君。
チャズ・シガロスの総評
チャズ・シガロスは、細身ながら煙量があり、ウッディ、ナッツ、カカオをわずかに感じられるシガリロです。
作りが壊滅的に悪いわけではありません。
煙も出ます。
多少の味もあります。
それでも、私は吸っている最中から、次に吸う葉巻のことばかり考えていました。
この葉巻の問題は、単純に不味いことではありません。
葉巻を吸っているという満足感が、ほとんどない。
これに尽きます。
5本930円、1本あたり約186円。
価格だけを見れば高級品ではありません。
しかし、約200円でKeith Break Timeが買えるなら、私は間違いなくキースを選びます。
もう少し予算を出せるなら、Villiger Exportを吸います。
チャズ・シガロスを選ぶ理由は、私には見つかりませんでした。
チャズ・シガロスの評価
| 評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
| 味 | ★★☆☆☆ | ウッディ、ナッツ、カカオはわずかに感じるが、全体的に薄く平坦。後味には紙巻きタバコを思わせる苦味と雑味が残る。 |
| 煙量 | ★★★☆☆ | 細いシガリロとしては意外に煙が出る。ただし、煙量に対して味の密度は低い。 |
| 甘み | ★★☆☆☆ | レトロヘイルやドリンクとの組み合わせで、ごく薄い甘みやカカオ感が出る程度。 |
| 変化 | ★★☆☆☆ | 後半にナッツやカカオが少し現れるが、最後まで大きな展開はない。 |
| コストパフォーマンス | ★★☆☆☆ | 1本約186円。極端に高価ではないが、この満足感なら約200円のKeith Break Timeを選びたい。 |
| 作り | ★★★☆☆ | ドローはやや重め。煙量はあり、燃焼に致命的な問題はなかった。 |
| 満足感 | ★☆☆☆☆ | 吸っている最中から次の葉巻のことばかり考えた。葉巻を吸っている満足感がほとんどない。 |
| 再購入 | ★☆☆☆☆ | 紙巻きタバコから葉巻へ入るきっかけにはなり得るが、自分が再び選ぶ理由はない。 |
| 読書適性 | ★★☆☆☆ | 味が軽く読書の邪魔はしにくいが、紙巻きタバコ的な雑味と満足感の低さが気になる。 |
再購入はしない
再購入はしません。
価格は1本約186円ですが、わずか14円ほど足せば、私の好きなKeith Break Timeを選べます。
Keith Break Timeは、今回のようなドロー不良個体でも、香ばしさ、ピーナッツ感、味の厚みがありました。
チャズ・シガロスには煙があります。
しかし、私が葉巻に求めているのは、煙の量だけではありません。
その煙を口に含んだ時に、
ああ、葉巻を吸っている。
と思えることです。
チャズ・シガロスでは、その感覚を得られませんでした。
最後に|ありがとう、キース君
チャズ・シガロスを消した瞬間、私は安堵しました。
助かった。これで次が吸える。
そして、口直しにKeith Break Timeへ火をつけました。
ドローは悪い。
葉脈は太い。
中身はギシギシ、ミチミチ。
決して調子の良いキースではありません。
それでも、一口吸えば香ばしい。
ピーナッツのような味があり、プロテインコーヒーと合わせれば、アーモンドチョコのような風味になります。
チャズ・シガロスを吸っている時、私は葉巻が吸いたいと思っていました。
キースを吸った時、ようやく葉巻を吸えました。
ありがとう、キース君。
君は今日、約200円でわっくん豚を救った。

コメント