チンチャレロ ペティロブストをレビュー|味のあるライトさ。だが私は480円の細いやつが欲しい。

酒・葉巻

チンチャレロ・ペティロブストは、ウッディ、ナッツ、ほんのりクリームと白胡椒を楽しめる、非常にライトな葉巻でした。

普通に煙を吐くだけでは味がかなり淡く、レトロヘイルをして初めて輪郭が出てきます。

ただ薄いだけではありません。軽さの中にも、きちんとチンチャレロらしい個性があります。

国内で約600円という価格を考えれば十分に優秀です。

一方で、味の変化は少なく、安い葉巻らしいえぐみや苦味もあります。

個人的には、同じシリーズで約480円だったトルペディドスのほうが好みでした。

おすすめする人

✅朝から吸える軽い葉巻を探している人

✅草っぽさより、ウッディやナッツを求める人

✅国内で安く買える手巻き葉巻を探している人

✅レトロヘイルをよく使う人

✅味の濃さより、疲れずに吸えることを重視する人

おすすめしない人

❌濃厚な味や強いパンチを求める人

❌味の大きな変化を楽しみたい人

❌えぐみや雑味に敏感な人

❌レトロヘイルをせず、口の中の味だけで楽しみたい人

国内約600円で楽しめる、個性を残したライト葉巻。チンチャレロ・ペティロブストを吸っていきます。

基本情報

項目内容
銘柄チンチャレロ ペティロブスト
価格約600円
喫煙時間約40分
ドリンクチョコバナナ味のプロテイン
天候曇り・風強め・上着を着ても肌寒い
体調鼻の調子が悪く、香りを拾いにくい状態
購入店世田谷たばこセンター天野屋
販売状況執筆時点では売り切れ

いつも利用している楽天市場の店舗でも取り扱いは確認できましたが、そちらも売り切れていました。

値段は安いものの、取り扱っている店自体が少なく、いつでも買える葉巻ではなさそうです。

外観と着火前の香り

明るい茶色の素朴なラッパー。葉脈や巻き目は目立ちますが、大きな破損はありません。

ラッパーからは、ウッディ、レザー、ほんのりとした甘み。

フットからは干し草のような香りを感じました。

見た目には高級感というより、安価な日常葉巻らしい素朴さがあります。

ドローはかなり軽め。

着火前に空パフを4回してから火をつけました。

序盤|普通に吐くと味がない。レトロヘイルすると美味しい

着火直後。普通に煙を吐くと淡いものの、レトロヘイルではナッツ、ウッディ、白胡椒が現れます。

普通に煙を吐くと、驚くほど味がしません。

ほんのりウッディ。少しクリーム。

その程度です。

ただし、レトロヘイルをすると一気に印象が変わります。

ナッツ、ウッディ、後味にほんのり白胡椒。

この葉巻は、明らかにレトロヘイルをしたほうが美味しい葉巻です。

副流煙は、少し紙巻きたばこのような香りの中に、ウッディさを感じました。

ボディは非常にライト。

本当に朝の始まりに向いています。

国内で約600円という価格は、手巻き葉巻としては底値に近いでしょう。

安い割には、しっかり美味しいです。

チョコバナナプロテインとの相性は絶望的

今回合わせたのは、チョコバナナ味のプロテイン。

味わいとしては、バナナオレにチョコを混ぜたような飲み物です。

吸う前から、

たぶん葉巻には合わないだろうな。

と思っていました。

そして予想どおり、絶望的に合いませんでした。

葉巻の苦味やえぐみによって、飲み物の甘さが崩れてしまいます。

恐らく、いちごミルクのような果物とミルクを組み合わせた甘い飲み物も、苦味のある葉巻とは合わせにくいでしょう。

合わないと思いながら試し、本当に合わないと分かる。

失敗なのに、なぜか少し嬉しいものです。

このドリンクに合わせるなら、通常の葉巻よりも、タバック・エスペシャルのようなコーヒーやカカオ、甘みの強い着香葉巻のほうが向いていると思います。

中盤|変化は少なく、えぐみが目立つ

中盤まで味の変化は控えめ。灰は長く伸びますが、少し触れるだけで崩れるほど脆めでした。

中盤になっても、味わいにはほとんど変化がありません。

クリーム、ウッディ、ナッツ、白胡椒。

序盤から続く味が、そのまま穏やかに続きます。

一方で、安い葉巻らしいえぐみや雑味も目立つようになりました。

今回の個体では出ませんでしたが、過去に吸った個体では、ときどき人工的に感じるネガティブな甘みを拾うこともありました。

その点では、今回はかなり良い個体だったと思います。

灰は見た目ほど丈夫ではなく、少し触れただけで崩れる程度の脆さでした。

煙量は、このサイズとしては不足を感じません。

ただし、以前吸ったトルペディドスのほうが、細いわりに煙量が多く、味にもパンチがありました。

ペティロブストは少し丸すぎるように感じます。

終盤|ようやく味が濃くなるが、苦味も増える

終盤はミディアムライト級まで味が濃くなる一方、苦味とえぐみも増加。最後までレトロヘイル推奨です。

終盤になると、普通に煙を吐いた場合でも、ようやくミディアムライト程度の味が出てきました。

ただし、味が濃くなるのと同時に苦味も増えます。

最後までレトロヘイル推奨です。

終盤の味わいは、

  • ほんのりクリーム
  • ウッディ
  • ナッツ
  • えぐみ
  • 苦味
  • 白胡椒

といった構成。

方向性は最初から最後までほぼ変わりません。

最終盤に一度、燃焼を修正しました。

今回の喫煙時間は約40分。

ただし、非常に軽い葉巻なので、物足りなさからパフ間隔が短くなりがちです。

あまりスパスパ吸うと、30分ほどで終わってしまうでしょう。

さらに温度が上がり、苦味やえぐみが強くなる可能性もあります。

軽い葉巻ほど、意識してゆっくり吸う必要がある。

これは避けにくい罠です。

初めて吸った頃とは、評価が変わった

私が初めてこの葉巻を吸ったのは、葉巻を吸い始めてから2週間ほど経った頃でした。

当時は、今よりもずっと美味しい葉巻だと思っていました。

さまざまな葉巻を吸った今では、美味しさだけでなく、その中にあるえぐみ、苦味、雑味、変化の少なさも拾えるようになりました。

評価が下がったというより、美味しさと欠点を分けて見られるようになったのだと思います。

それでも、この葉巻が不味くなったわけではありません。

草っぽさがほとんどなく、軽さの中にもウッディやナッツという個性があります。

ただ軽いだけ、味が薄いだけの葉巻とは違います。

タバカレラと並ぶ、個性を残したライトな葉巻です。

Factory Smokesが最強。しかし、この軽さはFSにはない

何度でも口を酸っぱくして言わせてもらいます。

Factory Smokesが最強です。

味、煙量、甘み、満足感、価格。

総合的に見れば、Factory Smokesのほうが明らかに上です。

ただし、このチンチャレロの軽さだけは、Factory Smokesにはありません。

FS Shadeも比較的軽い葉巻ですが、クリーム、ナッツ、甘み、煙量がもっと前に出てきます。

チンチャレロは、個性を保ちながら、さらに主張を抑えています。

味覚も身体も疲れにくく、朝から気軽に吸える。

最強の葉巻にも、担当できない仕事はあるのです。

600円なら優秀。しかし、欲しいのは480円のトルペディドス

チンチャレロ・ペティロブストは約600円。

国内で買える葉巻として考えれば、かなり優秀な価格です。

同価格帯の競合としては、アロマデニカ384やタバカレラがあります。

草っぽさが苦手で、ナッツやウッディを求めるなら、チンチャレロが合うでしょう。

ただ、個人的にはペティロブストよりも、同じシリーズのトルペディドスのほうが好みでした。

トルペディドスは約480円。

ペティロブストより安いのに、煙量があり、味にもパンチがあります。

残念ながら、手元にあったトルペディドスはすべて吸い終わってしまいました。

またいつか手に入ったら、改めてレビューするとしましょう。

今すぐ買いたいところですが、そもそも売っている店が少ない。

さらに、私の保管庫には空きがありません。

葉巻を買えない理由は、金がないからとは限らない。

保管庫が空いていないというのも、また罪なのである。

評価

項目評価
★★★☆☆
煙量★★★☆☆
甘み★★☆☆☆
変化★★☆☆☆
コスパ★★★★☆
作り★★★★☆
満足感★★★☆☆
再購入★★★☆☆
読書適性★★★☆☆

再購入について

ペティロブストの再購入評価は星3です。

約600円なら、また吸ってもよいと思います。

ただし、積極的に探して大量に買いたいほどではありません。

同じシリーズを買うなら、私は約480円のトルペディドスを選びます。

ペティロブストよりパンチがあり、価格も安く、私の好みに合っています。

もっとも、現在は売り切れ。

仮に売っていても、保管庫に入らない。

世の中は、なかなかうまくいきません。

最後に|タバックが私を呼んでいる

今回は、鼻の状態も、葉巻の保管状態も、天候も万全ではありませんでした。

曇り空で風が強く、7月だというのに上着を着ても肌寒い。

ドリンクとの相性も絶望的。

それでも、葉巻を吸っている時間は楽しいものでした。

完璧な状態でなくても、火をつけた時間そのものを楽しめる。

これが葉巻の素晴らしさなのでしょう。

ただし終盤になると、

いつものドリンクにすればよかったかな。

と少し後悔しました。

新しい組み合わせを試した末に、結局いつもの味へ帰りたくなる。

どうやら人間は、思っている以上に安定を好む生き物らしいです。

そして今、タバック・エスペシャルが私を呼んでいます。

もちろん、気のせいです。

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