ドン・ディエゴ プレリュードをレビュー|美味い。でも、もう少しやれただろ。

酒・葉巻

ドン・ディエゴ プレリュードを吸ってみました。

約100mm、30RGという小さな葉巻で、6本入りの缶に収められています。

結論から言えば、普通に美味しいです。

ウッディな味わいを中心に、スパイスとほんのりした甘み。特に序盤はバランスが良く、

「お、これ結構いいじゃん」

と思いました。

しかし、その序盤が最高到達点。

中盤以降は徐々に失速し、終盤では厚みが増すというより苦味が強くなっていきます。

不味くはありません。

むしろ最後まで普通に美味しい。

だからこそ、

「もう少し味に厚みがあれば……」

と思ってしまう葉巻でした。

約300円。

小型葉巻として考えると、個人的には少し高く感じます。

✅おすすめする人

  • 軽くてスパイシーな葉巻が好きな人
  • 20~30分程度で吸える葉巻を探している人
  • 強いボディより、バランスの良さを重視する人
  • 缶入りで気軽に買える葉巻が欲しい人
  • Partagás Chicosより軽い方向を求める人


ドンディエゴ プレリュード[30RG/100mm](6本入り)

❌おすすめしない人

  • 濃厚で厚みのある味を求める人
  • 甘みの強い葉巻が好きな人
  • 終盤まで味の発展を楽しみたい人
  • 300円前後なら、より濃い小型葉巻を選びたい人
  • 一本をじっくり長く吸いながら読書したい人
6本入り缶で販売される小型葉巻、Don Diego Prelude。小さなサイズながらダブルリングという妙に立派な装い。

基本情報

項目内容
銘柄Don Diego Prelude
サイズ約100mm/30RG
購入価格約300円/本
パッケージ6本入り缶
喫煙時間約25分
カットなし
ドリンクモカプロテイン入りコーヒー
天候曇り、風あり、暑め。途中から小雨
ボディライト
構造ショートフィラー+サンドイッチ方式と思われる※推定

今回の個体は、なぜかキャップ部分がすでに開いていました。

本来であればカットするものだと思いますが、そのままでも吸えそうだったので今回はそのまま着火しています。

海外販売店ではサイズや製法の表記に揺れがあるため、上記サイズは今回の手元個体を基準にしています。一般的にはConnecticut Shadeラッパーを使用したドミニカ共和国製の小型葉巻として流通しています。

外観・プレドロー

ラッパーからはウッディ、カラメル、シナモン系の明るい香り。今回の個体はなぜかキャップが開いていたため、そのまま喫煙した。

このサイズにしては妙に立派です。

まず目に入るのが、ダブルリング。

小さな葉巻なのに、上には紋章のようなリング、さらにその下にもDon Diegoのリングが巻かれています。

6本入りの缶。

個包装。

ダブルリング。

……嫌な予感がします。

この約300円は、味に使われているのでしょうか。

それとも、

ブランド料なのでしょうか。

もはや、

ディエゴ・ブランドー

なのかもしれません。

ラッパーからは、ウッディ、カラメル、そしてシナモンを思わせるスパイス。

全体的に明るく、軽快な香りです。

フットからは段ボールのような香り。

ドローは良好。

ただし今回はキャップが開いているため、その部分が少し口に当たるのが気になりました。

序盤|淡い。でも美味い

序盤はウッディとスパイス、ほんのりした甘み。ライトで淡いもののバランスは良く、このあたりが今回の最高到達点だった。

着火。

……少し焦がしました。

普通に煙を吐いてみると、かなり軽い。

中心にあるのはウッディ。

レトロヘイルすると、ウッディな香りにスパイスが加わり、さらにほんのりと甘みが出てきます。

淡い。

でも、

美味い。

ボディはライト。

副流煙には少し酸味があり、鼻にツンとくる感じがあります。

この時点で思い浮かんだのが、Partagás Chicos。

方向性が少し似ています。

ただし、こちらの方がかなり軽い。

「Partagás Chicosをもっとライトにしたような雰囲気」

というのが、序盤では一番近い表現でした。

スパイスも心地よく、味のバランスはかなり良好。

味わいとしては全然アリです。

しかし、ここで早くも疑問が。

……300円か。

ちょっと高くないか?

中盤|美味しい。でも、薄い

中盤から徐々に失速。スパイスは美味しいものの、もう一段味の厚みが欲しい。灰はかなり脆かった。

少し雨が降ってきたので軒下へ避難。

ドリンクは、いつものモカプロテイン入りコーヒーです。

合わせてみると、

葉巻が負けます。

コーヒーが特別強いわけではありません。

それでも、葉巻側の味がかなり淡い。

スパイス自体は美味しい。

ウッディな味わいとのバランスもいい。

しかし、

もっと厚みが欲しい。

味が崩れているわけではありません。

雑味だらけでもありません。

むしろ綺麗にまとまっています。

ただ、まとまったまま薄い。

そして喫煙を進めるほど、序盤の魅力から少しずつ失速していきます。

序盤が最高到達点。

徐々に失速。

ジョジョ?

やはり、

ディエゴ・ブランドーだったのか?

灰はかなり脆く、簡単に崩れます。

味には徐々に苦味が増えてきました。

それでもスパイスが残っているため、不味くはありません。

むしろ普通に美味しい。

だからこそ、惜しい。

終盤|欲しいのは、苦味による厚みじゃない

終盤は苦味が強くなるが、スパイスが残るため嫌な味ではない。指2本分を残してかなり熱くなり、約25分で終了した。

終盤になると、苦味がかなり強くなります。

ただしスパイスも残っているため、この苦味そのものを強いネガティブには感じませんでした。

煙の密度感も増しています。

しかし、

私が欲しかったのはこれではない。

味に厚みが出たというより、

単純に苦味が強くなったことで密度感が増している。

序盤にあったウッディ、スパイス、ほんのりした甘み。

あの方向性のまま、味だけ一段濃くなってほしかった。

私が欲しいのは、

苦味による密度感ではないのだ。

それでも、間違いなく美味しい葉巻です。

美味しいからこそ、

「もう少し良ければ……」

という期待が出てしまうのでしょう。

そして、もう一つ気になったのが熱。

かなり早い段階から持ち手が熱くなってきました。

指2本分ほど残っているのに、すでにかなり熱い。

これは最後まで吸わせる気がないのでしょう。

いつも根元まで吸いすぎだ。
この辺でやめとけよ。

そう言われている気がしてなりません。

限界です。

喫煙時間は約25分でした。

総評|美味しいだけに、惜しい

Don Diego Prelude。

味そのものは、私はかなり好きです。

ウッディ、スパイス、ほんのりした甘み。

特に序盤のバランスは良く、ライトボディながら十分楽しめました。

ただし、全体的に味が淡い。

中盤以降はさらに失速し、終盤では味の厚みというより苦味が増して終了します。

不味いから評価が伸びないのではありません。

むしろ、

美味しいのに物足りない。

ここがこの葉巻の一番惜しいところです。

そして約300円という価格。

6本入り缶なので、一度に支払う金額が小さいのはメリットです。

しかし一本あたりで考えると、個人的には少し高い。

同程度の価格なら、私はPartagás Chicosを選ぶと思います。

もっと簡素な缶でもいい。

ダブルリングじゃなくてもいい。

その分もう少し安くするか、

この価格なら、もう一段味を濃くしてほしい。

見た目ではなく、そこに金を使ってほしい。

そんな一本でした。

項目別評価

評価項目点数評価理由
★★★★☆ウッディとスパイス、ほんのりした甘みのバランスが良く、淡いながら普通に美味しい。
煙量★★☆☆☆終盤では密度感が出るものの、全体として煙量は控えめ。
甘み★★★★☆ラッパー香にはカラメル感があり、喫煙中も穏やかな甘みを感じられた。
変化★★★☆☆序盤をピークに徐々に苦味が増える。変化はあるが、発展というより失速寄り。
コストパフォーマンス★★★☆☆美味しいが約300円ではやや割高。同価格帯にはより厚みのある選択肢もある。
作り★★★☆☆ドローは良好。ただし灰は脆く、終盤はかなり早く熱くなった。
満足感★★★☆☆バランスは良いが、味の厚みが足りず物足りなさが残る。
再購入★★★☆☆また吸ってもいいが、約300円ならPartagás Chicosを優先したい。
読書適性★★☆☆☆約25分と短く、終盤で熱くなるのも早いため、ゆっくり読書する用途には不向き。

再購入する?

積極的には買わないと思います。

ただし、これは「もういらない」という意味ではありません。

味はちゃんと美味しい。

6本入り缶という買いやすさもあります。

もし価格がもっと安ければ、短時間用として普通に候補になります。

逆に現在の価格なら、

「これを買うならPartagás Chicosでいいかな」

というのが私の結論です。

あと100円安いか。

あるいは、あと一段濃いか。

そのどちらかだったら、かなり印象が変わったと思います。


ドンディエゴ プレリュード[30RG/100mm](6本入り)

最後に

小さな葉巻。

6本入りの缶。

そして、小さなボディには少々立派すぎるダブルリング。

吸ってみれば、普通に美味しい。

だが、何かが足りない。

序盤がピーク。

その後は徐々に失速。

ジョジョ……?

そうか。

お前は最初から、

ディエゴ・ブランドーだったのか。

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