ニカ・ルスティカ・アドビ ロブストをレビュー|薄いのに立体的。香辛料が幾層にも重なる葉巻

酒・葉巻

ニカ・ルスティカ・アドビ ロブストは、クローブやシナモンを思わせる独特なスパイスを中心に、細い甘みとピーナッツの皮が重なる葉巻です。

決して濃厚ではありません。

それでも、味が薄く平面的というわけではない。

一本一本の味は細いのに、スパイス、胡椒、甘み、ナッツ、ウッディさが別々の場所から見えてくるため、驚くほど立体的に感じられます。

ただし、個体差と環境による差はかなり大きめ。

今回の個体はドローが軽すぎ、強風も重なったため、普段より甘みとナッツが弱く、燃焼にも苦労しました。

平均的には星3。

状態の良い個体なら星4。

一本だけでは判断せず、何本か吸ってみてほしい葉巻です。

✅おすすめする人

  • クローブやシナモンなど、香辛料系の風味が好きな人
  • 甘いだけではない、個性的な葉巻を探している人
  • 胡椒やスパイスの強い葉巻を楽しみたい人
  • 一本ごとの個体差まで観察したい人
  • ペプシゼロコーラと葉巻を合わせたい人
  • 海外通販で大量購入する前に、国内で1本だけ試したい人

❌おすすめしない人

  • クリーミーで丸い味を最優先する人
  • 強いスパイスや胡椒が苦手な人
  • 個体差の少ない安定した葉巻を求める人
  • 燃焼修正をせず、気楽に吸いたい人
  • 国内価格に対するコストパフォーマンスを重視する人
  • 最終盤まで味が崩れない葉巻を求める人
クローブやシナモンを思わせる強いスパイスが特徴のニカ・ルスティカ・アドビ。薄いのに驚くほど立体的な味わいです。

楽天市場では1本から試せる

ニカ・ルスティカ・アドビは、楽天市場でも1本から購入できます。

正直に言えば、私は国内価格では再購入しません。

しかし、クローブやシナモンを思わせる独特なスパイスが自分の好みに合うか、海外通販で大量購入する前に1本だけ確認できるのは大きな利点です。

個体差も大きい葉巻なので、まず少量から試したい方には、国内販売にも十分な意味があるでしょう。

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※価格や在庫は変動します。購入前に販売ページをご確認ください。

ニカ・ルスティカ・アドビ ロブストの基本情報

項目内容
銘柄ニカ・ルスティカ・アドビ
サイズロブスト
カット9mmパンチカット
喫煙時間約80分
美味しく吸えた時間約65分
ボディミディアム
飲み物ミルクチョコプロテイン
おすすめの飲み物ペプシゼロコーラ
天候曇り・強風
国内販売価格の目安1本約1,800円
今回の実質購入価格約600円
再購入したい価格1本1,000円前後

今回の個体は、アドビのゴルドとブロードリーフ・トロを含むセットを購入した後、ロブスト50本セットを追加購入した際のものです。

本来は1本1,000円程度になる想定でしたが、課税状況の影響により、実質約600円となりました。

今回の一本だけでなく、これまでに吸ったロブストやゴルドの印象も踏まえて評価しています。

外観と着火前の香り

ラッパーからはウッディ、黒糖、レザー。フットからは甘みを含んだ茶葉の香りを感じました。

今回の個体は、触ると少し硬め。

柔らかくしっとりした個体より、やや乾燥しているようにも感じます。

ラッパーからは、

  • ウッディ
  • 黒糖
  • レザー

フットからは、甘みを含んだ茶葉のような香りを感じました。

着火前の香りだけを見ると、スパイシーで荒々しい葉巻というより、甘さと落ち着きを感じさせます。

しかし、9mmパンチでカットしてドローを確認すると、かなりスカスカ。

少し嫌な予感がしました。

序盤|クローブ、シナモン、胡椒。奥底にはカレー

序盤はクローブ、シナモン、胡椒、細い甘みが重なります。奥底にはカレーを思わせる香辛料のニュアンスも。

着火直後、普通に煙を吐くと、薄い胡椒とスパイス。

レトロヘイルでも、ほとんど同じ方向の香りを感じます。

通常の喫煙とレトロヘイルで印象が大きく分かれる葉巻もありますが、今回は同じスパイスの像を、別の角度から見ているようでした。

少し落ち着くと、

  • クローブ
  • シナモン
  • 胡椒
  • ほんのりした甘み
  • ナッツ
  • わずかなウッディさ

が見えてきます。

ボディはミディアム。

同じく独特な香りを持つアロマデニカ384を、さらにスパイス方向へ強くしたような味わいです。

ただし、384のクリームや丸みとは異なり、こちらは完全に香辛料が主役。

クローブやシナモンが何層にも重なり、どこかエスニックな雰囲気があります。

決して濃い味わいではないが、ものすごく立体的な味だ。

これが序盤の率直な感想でした。

煙量もかなり豊富です。

ドローは軽すぎるものの、煙の量が不足することはありません。

副流煙からも、甘み、スパイス、胡椒を感じます。

そして、さらに奥を探してみると――。

奥底にカレーがいる。

おそらく、クローブやシナモンなどのスパイスが重なった結果でしょう。

ただし、この日は直前に蕎麦を食べています。

蕎麦からカレーを連想した可能性も、完全には否定できません。

硬めの個体ほどスパイスが鮮明?

ニカ・ルスティカ・アドビは、個体によって触った感触にも差があります。

これまで吸った印象では、

  • 柔らかい個体は丸みがあるが、少しぼやける
  • やや硬めの個体は甘みが細くなり、スパイスの輪郭が強くなる

という傾向を感じています。

今回の個体も、柔らかいものよりスパイスが鮮明でした。

ただし、触感だけで乾燥状態を断定することはできません。

あくまで、今回までに吸った範囲での印象です。

それでも、このスパイスこそが、ニカ・ルスティカ・アドビの核なのでしょう。

独特な香辛料の重なりを好むかどうかで、評価が大きく分かれそうです。


ミルクチョコプロテインとの相性

今回合わせたのは、ミルクチョコプロテインです。

ニカ・ルスティカには細い甘みやナッツもあるため、一見すると相性は良さそうに思えます。

しかし実際には、そこまで良くありませんでした。

ミルクとチョコの甘さによって葉巻側のスパイスが浮き、わずかなえぐみが目立ちます。

クリーム主体の葉巻なら滑らかにつながる飲み物ですが、香辛料が主役のニカ・ルスティカには、別の方向から合わせた方がよさそうです。

この葉巻には、後述するペプシゼロコーラをおすすめします。

中盤|軽く吸うと、甘みとピーナッツの皮が現れる

軽く吸うと、うっすらした甘みとピーナッツの皮が出現。途中、フットにはニカを吸いたそうな蝿も現れました。

中盤でも燃焼が帯状になったため、修正を入れました。

灰はかなり脆く、ドローの軽さや強風も影響していそうです。

今回はドローがスカスカなので、普段よりも軽く吸ってみることにしました。

すると、序盤に強かったスパイスが少し落ち着き、ナッツのニュアンスが前へ出てきます。

いつも感じるピーナッツの皮は弱め。

それでも、確かに存在します。

うっすらした甘みの中に、ピーナッツの皮、そしてスパイス。

反対に、強く吸うと甘みとナッツはすぐに消えてしまいます。

ドローが軽すぎるうえに強風もあるため、燃焼温度が上がり、繊細な香りが飛んでいるのでしょう。

この葉巻は荒々しい見た目に反して、ゆっくり軽く吸わなければ、本来の甘みやナッツを拾いにくいようです。

燃焼を修正した後は、甘みが少し増しました。

美味しいことは美味しい。

ただし、普段吸っているニカ・ルスティカ・アドビより、今回の味わいはいまひとつです。

そして途中、フットに蝿が止まりました。

蝿もニカを吸いたかったのでしょうか。

スパイス派だったのかもしれません。

終盤|味の軸は変わらず、再びスパイスが前へ

強風と軽すぎるドローで燃焼は不安定。指3本分が美味しさの限界でしたが、貧乏性により指1.5本分まで吸い切りました。

終盤でも燃焼が安定せず、一度火を入れ直しました。

強風の中では、正常な燃焼を維持すること自体が容易ではありません。

再着火後は、再び強いスパイスが前へ出ます。

ラッパーを少し焦がしてしまいましたが、味の方向性はほとんど変わりません。

最後まで基本となるのは、

  • 薄く細い甘み
  • クローブやシナモンを思わせるスパイス
  • 胡椒

という組み合わせです。

劇的に別の味へ変わる葉巻ではありません。

同じ味の構成要素が、少しずつ比率を変えながら続きます。

ニカ・ルスティカはラッパーの影響が大きいように感じるため、片燃えを放置せず、こまめに修正した方がよさそうです。

今回のように燃焼が不安定な場合、ラッパーが十分に燃えていない部分では、香りの輪郭も弱く感じられました。

ペプシゼロコーラとの相性が見事

個人的に、ニカ・ルスティカ・アドビと最も合わせたい飲み物は、ペプシゼロコーラです。

葉巻側のクローブ、シナモン、胡椒。

そこへペプシゼロの甘さとスパイス感が重なります。

クリームやミルクで葉巻を包むのではなく、香辛料を香辛料で受け止めるような組み合わせです。

スパイスの共演は見事である。

ニカ・ルスティカを吸う際には、ぜひ一度試してほしい組み合わせです。

なお、ゼロコーラは確実にペプシ派です。

異論は認めません。

最終盤|指3本分を越えると、苦味との戦い

最終盤に入ると、苦味が増します。

それまで奥底に隠れていたウッディさが前へ出てきました。

反対に、細く残っていた甘みはほとんど消失。

スパイス感も少しずつ薄れていきます。

美味しく吸える限界は、指3本分程度でしょう。

指2本分まで進むと、苦味や熱など、ネガティブな要素ばかりを拾うようになりました。

この辺りは、Factory Smokesの終盤にも通じるものがあります。

序盤から中盤に魅力が集中し、無理に短く吸おうとすると満足度が落ちる。

ただし、Factory Smokesより高価な葉巻だけに、最終盤の弱さは少し残念です。

ここで素直に置けばよいのですが、私は指1.5本分まで吸いました。

喫煙時間は約80分。

なお、最後の15分は葉巻を楽しむ時間ではありません。

貧乏性の自分との耐久戦であった。

バンドを剥がすときは覚悟が必要

ニカ・ルスティカ・アドビで、味や燃焼以上に注意してほしいものがあります。

バンドの接着です。

これまで吸った個体では、バンドが強烈に接着されており、剥がすのに苦労することがほとんどでした。

無理に引っ張ると、ラッパーまで傷める可能性があります。

十分に温まってから、慎重に剥がした方がよいでしょう。

覚悟して挑んでください。

ところが今回のバンドは、驚くほど簡単に外れました。

珍しいこともあるものです。

燃焼は暴れましたが、バンドだけは素直でした。


個体差と環境差が大きい葉巻

ニカ・ルスティカ・アドビは、個体差がかなり大きいように感じます。

味の芯そのものは共通しています。

クローブやシナモンを思わせるスパイス、細い甘み、ナッツ、胡椒。

しかし、それぞれのバランスが変わるだけで、一本全体の印象が大きく変化します。

良い個体では、ピーナッツの皮、細い甘み、香辛料が立体的にまとまり、評価は星4まで上がります。

一方で今回のように、

  • ドローが軽すぎる
  • 強風で燃焼温度が上がる
  • 甘みとナッツが飛ぶ
  • 何度も燃焼修正が必要になる

という条件が重なると、スパイスばかりが目立ち、満足感は星3程度まで下がります。

屋外では風の影響を強く受ける葉巻なのかもしれません。

屋内なら、より安定した状態で本来の甘みやナッツを楽しめる可能性があります。

今後の楽しみにしておきます。

この葉巻は、一本だけで判断しない方がよいでしょう。

個体差まで含めて観察すると、非常に面白い葉巻です。


国内価格1,800円をどう考えるか

国内では、1本約1,800円で販売されています。

正直に言えば、美味しい個体であっても、私はその価格では買いません。

今回購入したロブストは、当初1本約1,000円になる想定でした。

1,000円なら再購入します。

今回の実質約600円なら、コストパフォーマンスは非常に優秀です。

しかし国内価格の1,800円は、私には高すぎます。

同じ金額を使うなら、私はアロマデニカ384を3本選びます。

よりクリーミーで丸い味を求める方は、こちらも参考にしてください。

関連記事:
アロマデニカ384をレビュー|600円で笑うほど美味い、クリームナッツ。

ただし、スパイスの強さではニカ・ルスティカが圧倒的です。

クローブやシナモンを思わせる複雑な香辛料を求める人にとっては、384では代用できません。

結局は価格だけではなく、このスパイスに1,800円を払いたいかという好みの問題でしょう。

ニカ・ルスティカ・アドビの総評

ニカ・ルスティカ・アドビ ロブストは、クローブ、シナモン、胡椒、細い甘み、ピーナッツの皮が重なる、非常に個性的な葉巻です。

一つひとつの味は濃くありません。

しかし、複数の香辛料が別々の場所から見えるため、驚くほど立体的。

単純な「スパイシーな葉巻」では終わりません。

一方で、個体差と環境差はかなり大きめ。

吸う強さや燃焼温度によって、甘みとナッツが簡単に消え、スパイスだけが残ります。

最終盤も崩れやすく、燃焼修正が必要になる個体もあります。

平均的には星3。

良個体なら星4。

安定性より、一本ごとの違いを観察する面白さを楽しむ葉巻です。

項目別5段階評価

評価項目点数評価理由
★★★☆☆クローブやシナモンを思わせるスパイス、細い甘み、ピーナッツの皮が重なる立体的な味。今回は甘みとナッツが弱かった。良個体なら★★★★☆。
煙量★★★★☆ドローはかなり軽かったが、煙量自体は豊富。味の濃さ以上に、煙の量による満足感がある。
甘み★★★☆☆黒糖を思わせる香りと、スパイスの奥に細い甘みがある。ただし燃焼温度が上がると消えやすい。
香り★★★★☆クローブ、シナモン、胡椒、ナッツ、ウッディが幾層にも重なる。カレーを連想させるほど香辛料の存在感が強い。
変化★★★☆☆味の芯は最後まで変わらない。中盤にナッツと甘みが増し、最終盤には苦味とウッディさが前へ出る。
コストパフォーマンス★★★☆☆国内価格1,800円では割高。1,000円前後なら購入候補となり、良個体なら★★★★☆。今回の実質600円なら非常に優秀。
作り★★★☆☆スカスカのドロー、脆い灰、不安定な燃焼で複数回の修正が必要だった。強風の影響も大きい。
満足感★★★☆☆スパイスの立体感は面白いが、今回は普段より味が弱く、最終盤も早めに崩れた。良個体なら★★★★☆。
再購入★★★☆☆国内価格では買わないが、1,000円前後なら購入する。良個体の面白さを知っているため、その場合は★★★★☆。
読書適性★★★☆☆味の軸が安定している点は読書向き。ただし燃焼修正が多く、強いスパイスも意識を引く。

リピート購入について

国内価格の1本1,800円では、私は再購入しません。

私の購入基準は1本1,000円前後です。

それでも再購入評価を星3、良個体なら星4としているのは、この葉巻の面白さを知っているから。

個体差は大きいものの、甘み、ピーナッツの皮、クローブ、シナモンがきれいに重なった一本は、他の葉巻では代えにくい魅力があります。

国内価格で大量に買う気はありません。

しかし、まず1本だけ試して、この独特なスパイスが自分に合うか確認する買い方はありでしょう。

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私なら買いません。

試したい人には、1本で買えることが大きい。

広告記事としては、なかなか珍しい結論になりました。

最後に

今回のニカ・ルスティカ・アドビは、ドローがスカスカ。

風は強い。

燃焼は帯状。

灰は脆い。

修正しても、また修正。

フットには蝿まで来ました。

それでも、クローブ、シナモン、胡椒、細い甘みが作る立体感は、確かにニカ・ルスティカのものでした。

指3本分で終えれば、約65分の満足できる葉巻です。

指2本分を越えると、苦味と熱ばかりが目立ちます。

素直に置きましょう。

私は置きませんでした。

指1.5本分まで吸い、喫煙時間は80分。

最後の15分は、葉巻との対話ではありません。

貧乏性の自分との耐久戦でした。

勝者はいません。

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