ニカ・ルスティカ アドビ ゴルドをレビュー|ピーナッツと細い甘みを追いかける95分

酒・葉巻

ニカ・ルスティカ アドビ ゴルドは、ピーナッツのようなナッツ感、ウッディさ、穏やかなスパイス、ごく細い甘みを楽しめる葉巻だった。

以前吸ったロブストと比べると、胡椒のスパイシーさはまろやか。ナッツ感が強く、甘みもほんの少し前に出ているように感じる。

ただし、砂糖菓子のように分かりやすく甘い葉巻ではない。

優しくレトロヘイルした時にだけ、ナッツとスパイスの奥から薄らと甘みが現れる。その控えめな甘さが、次のパフを吸いたいという欲望を生み出していた。

今回は強風の中での喫煙となり、空腹と体調の問題もあって、残り指3本分で終了した。最後まで吸い切れていれば、満足感の評価はもう少し上がった可能性がある。

✅おすすめする人

  • ピーナッツやカシューナッツのような香ばしさが好きな人
  • 強すぎないスパイスと細い甘みをゆっくり楽しみたい人
  • 90分以上かけて、のんびり葉巻を吸いたい人
  • ニカ・ルスティカ アドビのロブストが好きで、より穏やかな味を求める人

❌おすすめしない人

  • 分かりやすく強い甘みを求める人
  • 大量の煙を吐き出す葉巻が好きな人
  • 燃焼を気にせず、完全に放置して吸いたい人
  • 短時間で満足できる葉巻を求める人
荒々しいラッパーと鮮やかな水色のバンドが印象的な、ニカ・ルスティカ アドビ ゴルド。

基本情報

項目内容
銘柄ニカ・ルスティカ アドビ
サイズゴルド 6″ x 60RG
購入価格約1,200円
喫煙時間約95分
終了位置残り指3本分
カット9mmパンチ
飲み物ペプシゼロ
天候晴れ、風強め
ボディミディアムライト
補修パーフェックリペア使用

外観と着火前の香り

ヘッド付近の傷をパーフェックリペアで補修。強風のおかげで約7分で乾燥した。

太く、荒々しい見た目をしたゴルドサイズ。

ラッパーには太い葉脈や色むらがあり、いかにも「ルスティカ」という名前が似合う、野性味のある外観だ。

今回はヘッド付近に小さな傷があったため、パーフェックリペアを塗布した。強風のおかげで乾燥が早く、約7分でおおむね乾いた。

ヘッド付近に小さな裂けを確認。着火前にパーフェックリペアで補修する。
パーフェックリペア塗布後。強風のおかげで、約7分でおおむね乾燥した。

燃焼では敵になる風も、補修の乾燥に限っては味方である。


PerfecRepair 葉巻接着剤

ラッパーからはウッディ、ナッティな香り。

さらに、黒糖や三温糖のような香ばしさを伴った甘い香りも感じられる。イメージとしては、黒い麩菓子に近い。

一方、フットから感じたのは紙のような香りだった。

9mmパンチで開けると、ドローは軽めだった。

序盤|穏やかな胡椒とナッツの甘み

序盤はウッディさと胡椒のスパイス。レトロヘイルすると、ナッツの奥に細い甘みが現れる。

着火直後、普通に煙を吐くとウッディ。

その奥に、ほんのわずかな甘みがある。

レトロヘイルでは胡椒のスパイシーさが強まり、そこに細い甘みが重なった。

7mmほど吸い進めると、胡椒の刺激は徐々に穏やかになる。代わって、ナッツとほのかな甘みが主体になってきた。

副流煙からも、胡椒のスパイシーさとわずかな甘さを感じる。

この葉巻は、普通に煙を吐くよりも、レトロヘイルした方が甘みを拾いやすい。

もちろん、葉巻自体の甘みが強いわけではない。

優しく、ゆっくりレトロヘイルした時にだけ、ナッツとスパイスの奥からごくわずかな甘みが現れる。

この細い甘みが、実にうまい。

ボディはミディアムライト。

軽さはあるものの、胡椒のスパイスが煙に厚みを与えているため、薄いとは感じない。

ロブストと比べると、ゴルドはスパイス感がまろやか。ナッツ感が強く、甘みもほんの少し強いように思う。

無塩のカシューナッツやピーナッツを食べているような印象だ。

ペプシゼロとの相性もかなり良い。

葉巻に足りない甘さを補いながら、胡椒のスパイス感を持ち上げてくれる。

中盤|やはりいたな、ピーナッツ

中盤からピーナッツ感が明確に。ラッパーを修正すると、煙の厚みと甘みが増した。

その日の一発目からゴルドを選ぶのも悪くない。

ある意味では、「今日はゆっくり過ごす」という宣言でもある。

序盤は胡椒のスパイシーさがありながらも、比較的穏やかに始まる。葉巻が少しずつ開いていくのと一緒に、口内の味覚も起きてくる。

指1.5本分ほど吸い進めると、ピーナッツ感が明確に現れた。

やはりいたな。

強風によって燃焼が乱れたため、ラッパーを少し修正する。

修正後は味の輪郭がくっきりし、煙にも厚みが増した。さらに、甘みも少し強くなる。

ピーナッツの香ばしさと、ほのかな甘みのバランスが素晴らしい。

欲を言えば、もっと甘みが欲しい。

私の口は甘みを求めている。

しかし、この薄らとした甘みこそが、「次のパフではもう少し感じられるかもしれない」という欲望を生み出しているのかもしれない。

私は好きだ。

パフの間隔は、普段よりも少し長めに開けた方が良さそうだ。

もっとも、単純に普段の私が少し早く吸いすぎている可能性もある。

灰は脆そうに見えたため、風で落下する前に早めに脱灰しようとした。

しかし、意外と硬い。

途中で脱灰を諦め、しばらく吸い進めると、最終的には綺麗に折れてくれた。

これで安心して吸える。

ラッパーの燃焼状態で甘みが変わる

ニカ・ルスティカは、十分に加湿していても硬く感じる個体が多い。

しかし、硬さに反してドローが軽すぎることもある。

今回もドローは軽めだった。

もともと大量の煙が出る葉巻ではないため、ドローがスカスカだと、煙量や味に物足りなさを感じやすい。

そして今回、特に気になったのがラッパーの燃焼状態だ。

ラッパーまできちんと燃焼している時は、ナッツの香ばしさ、煙の厚み、味の輪郭、そして細い甘みが増す。

反対に、ラッパーの燃焼が遅れると、ウッディさや渋みが前に出て、甘みが弱くなる印象があった。

甘みを求めるなら、ラッパーまできちんと燃やす。

これが、この葉巻を美味しく吸うために大切なようだ。

荒々しい見た目に反して、燃焼管理を求めてくる繊細な葉巻である。のかもしれません。

終盤|味の核は最後まで変わらない

残り指3本分、喫煙時間95分で終了。まだ吸えたが、空腹と便意には勝てなかった。

終盤に入ると、強風の影響もあってか、全体的に味がぼやけてきた。

副流煙には酸味が乗る。

通常の煙には、ウッディさとナッツ感がまだ残っている。

再びラッパーを軽く修正すると、ほんのりとした甘みが戻ってきた。

ピーナッツ、ほのかな甘み、スパイス。

この三つが、最後まで変わらない味の核なのだろう。

この葉巻は、普通に煙を吐く吸い方と、レトロヘイルを交互に行うのがおすすめだ。

通常排煙ではウッディさ、ナッツ、スパイスを感じやすい。

その直後にレトロヘイルすると、隠れていた甘みが、より強く感じられる。

ずっとレトロヘイルするよりも、味の差をつけた方が甘みを楽しみやすい。

味のピークは、残り指4本分ほどまでだったと思う。

ニカ・ルスティカ アドビのバンドはかなり上に取り付けられているため、バンド付近で終了しても、まだ指3本分ほど残っている。

この時点で喫煙時間は95分。

十分である。

残り指3本分、喫煙時間95分で終了。まだ吸えたが、空腹と便意を優先して火を消すことにした。

もう少し吸えなくもなかったが、腹が減ってきた。

さらに便意もやってきた。

私の貧乏性も、空腹と便意には勝てなかった。定な場合、ラッパーが十分に燃えていない部分では、香りの輪郭も弱く感じられました。

総評|追いかけたくなる細い甘み

ニカ・ルスティカ アドビ ゴルドは、ピーナッツを中心としたナッツ感、ウッディさ、穏やかな胡椒、そして細い甘みを楽しめる葉巻だった。

ロブストと比べるとスパイスがまろやかで、ナッツ感と甘みが少し強い。

ただし、味の変化が大きい葉巻ではない。

序盤から終盤まで、ピーナッツ、甘み、スパイスという核を維持しながら、ウッディさや渋みの強さが少しずつ変化していく。

甘みは決して強くない。

しかし、その控えめな甘さが、次のパフを吸わせる。

もう少し甘いかもしれない。

次なら拾えるかもしれない。

そう思わせる、追いかけたくなる甘みだった。

一方で、煙量は多くなく、味がラッパーの燃焼状態に左右されやすい。

今回は強風下で何度も燃焼修正が必要になった。終盤は風の影響で味がぼやけ、さらに空腹と体調の問題もあって、最後まで吸い切ってはいない。

安定した環境で最後まで吸えていれば、満足感は今回より高くなった可能性がある。

項目別5段階評価

評価項目点数評価理由
★★★★☆ピーナッツやカシューナッツのような香ばしさ、ウッディさ、穏やかなスパイス、細い甘みのバランスが良い。
煙量★★★☆☆ドローは軽めだが、煙量はそれほど多くない。強風下では、さらに物足りなく感じやすかった。
甘み★★★☆☆レトロヘイルでほんのり感じられるが、私の好みとしては、もう一段甘みが欲しい。
香り★★★★☆黒糖、三温糖、黒い麩菓子を思わせる香ばしい甘い香りと、ナッツ、ウッディな香りが好印象。
変化★★★☆☆序盤の胡椒からナッツ主体へ移るが、ピーナッツ、甘み、スパイスという核は大きく変わらない。
コストパフォーマンス★★★☆☆約1,200円で95分楽しめる点は悪くないが、私の普段使いとしては少し高い。
作り★★★☆☆加湿後も硬めで、ドローは軽い。ラッパーの燃焼状態に味が左右され、複数回の修正が必要だった。
満足感★★★☆☆味は好みだが、強風、空腹、体調、燃焼管理の手間が影響した。最後まで吸えていれば評価は変わった可能性がある。
再購入★★★☆☆また吸いたい味ではあるが、価格と燃焼管理を考えると、積極的に大量購入するほどではない。
読書適性★★★☆☆パフ間隔を長めに取って吸える点は読書向きだが、ラッパーの燃焼確認と修正が必要になる。

リピート購入について

再購入評価は、星3。

味そのものは好きだ。

特に、ロブストより穏やかなスパイスと、ピーナッツの香ばしさ、追いかけたくなる細い甘みには魅力がある。

一方、私の購入価格でも1本約1,200円。

Factory Smokesなどの普段使い葉巻と比較すると高く、燃焼管理にも少し気を使う。

長時間ゆっくり過ごしたい日や、ロブストよりも穏やかなニカ・ルスティカを吸いたい時には、また手を伸ばすと思う。

ただし、価格と扱いやすさを考えると、普段使いではロブストを優先する可能性が高い。

最後に

一日の一発目からゴルドを吸う。

それは、「今日は急がず過ごす」という宣言である。

95分かけて、ピーナッツと細い甘みを追いかけた。

まだ指3本分残っている。

私の貧乏性なら、普段はもう少し粘っただろう。

しかし、この日は空腹だった。

そして便意もあった。

葉巻には勝てても、人間の生理現象には勝てない。

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