Factory Smokes Sungrown Robustoは、ピーナッツの香ばしさと強めのスパイスを、軽めのボディで楽しめる葉巻だった。
ただし、普通に煙を吐くだけでは味がかなり淡い。
レトロヘイルを使うことで、ようやくウッディさ、ピーナッツの皮、スパイスがはっきり見えてくる。
一方、終盤は苦味による失速が早く、指3本分ほど残した地点で終了となった。
なお今回は、風速約5m/sの強風に加え、私の左鼻がほぼ機能していないという悪条件でのレビューである。
葉巻も人間も、万全ではなかった。
同じFactory Smokesでも、より軽くクリーミーな味わいが気になる方は、Factory Smokes Shade Robustoのレビューもどうぞ。

こんな人におすすめ
✅軽めでもスパイスをしっかり感じたい人
✅ピーナッツ系の香ばしさが好きな人
✅レトロヘイルを使って味を拾う人
✅安価な普段用葉巻を探している人
✅ミルクチョコ系の飲み物と合わせたい人
こんな人にはおすすめしない
❌普通に吸うだけで濃い味を求める人
❌甘みが前面に出る葉巻を期待する人
❌副流煙のたばこ臭さが苦手な人
❌終盤まで長く吸い切りたい人

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄 | Factory Smokes Sungrown |
| メーカー | Drew Estate |
| ビトラ | Robusto |
| サイズ | 5インチ×54リング |
| ラッパー | sungrown habano |
| バインダー | Indonesian |
| フィラー | Central American |
| カット | 9mmパンチ |
| 喫煙時間 | 約60分 |
| 喫煙時の状態 | 左鼻がほぼ閉鎖 |
| 飲み物 | ミルクチョコ味のプロテイン |
| 天候 | 晴れ、気温23℃、風速約5m/s |
| ボディ | ミディアム |
| 今回の購入価格 | 約500円 |
今回は風がかなり強く、途中で火が消えるほどだった。
燃焼に関する評価は、個体の作りだけでなく天候の影響を大きく受けている。
外観・プレドロー

ラッパーは明るめのブラウンで、表面はややマット。
ほんの少し傷はあるものの、大きな裂けや剥がれはなく、喫煙に問題が出るような状態ではない。
ラッパーから感じたのは、
- ウッディ
- レザー
ただし、香りはかなり薄い。
左鼻が詰まっていたため、最初は自分の嗅覚を疑った。
しかし、ほかの葉巻の香りは拾えていたため、この個体自体が比較的静かな香りだった可能性が高い。
フットからは、はっきりとした濡れた紙の香り。
ドローは良好だった。
序盤|普通に吸うと淡い。レトロヘイルでピーナッツとスパイス

着火後は、5パフほど空パフした。
普通に煙を吐くと、ウッディさがほんの少しある程度で、味はかなり淡い。
一方、レトロヘイルでは、
- ウッディ
- ピーナッツの皮
- 強めのスパイス
- 線の細い、ごくわずかな甘み
が現れた。
主役はピーナッツとスパイス。
ボディは、普通に吸うとミディアムライト寄りのミディアム。
レトロヘイルを使えば、ミディアム程度まで上がる。
この葉巻は、レトロヘイルをしないと物足りなく感じる人が多いと思う。
副流煙には、少し直接的なたばこらしさがある。
風によって早くも片燃えしたため、序盤で一度修正した。
中盤|少し厚みが増し、淡い甘みが見え始める

中盤に入ると、序盤よりも味の層が少し厚くなったように感じた。
主軸は引き続き、
- ピーナッツ
- スパイス
- ウッディ
そこへ、ごく淡い甘みが加わってくる。
ミルクチョコプロテインとの相性は良好。
飲み物を合わせることでピーナッツの風味が持ち上がり、葉巻単体よりも香ばしさが分かりやすくなった。
ただし、副流煙は相変わらずたばこ臭さが強い。
奥にはうっすらとピーナッツも感じるものの、それ以上に煙たさが目立ち、ここはかなりネガティブだった。
灰は脆く、風の影響もあって片燃えを繰り返す。
修正。
また修正。
そして、また修正。
風は本当に厄介である。
そして恐らく、私の風邪も厄介である。
左の鼻が詰まり、普段より煙たく感じる。
鼻にPerfect Drawを使いたい気分になった。
もちろん、そんなことはできない。
空パフと呼吸を繰り返し、なんとか鼻の通り道を確保しようとしたが、結果は芳しくなかった。
終盤|甘みは増すが、苦味による失速が早い

終盤では、ピーナッツと甘みが中盤より少し強くなった。
ただし、それと同時に苦味も増えてくる。
指3本分ほど残した地点では、苦味が味わいを支配。
ここが実質的な終了ラインとなった。
Factory Smokesには、終盤で苦味が増して失速しやすい傾向がある。
その中でも、今回のSungrownは特に失速が顕著だった。
途中、風で火が消えるほど燃焼条件が悪かったため、終盤の苦味が本来より早く出た可能性はある。
それでも、最後まで粘って吸いたいタイプではなかった。
総評|レトロヘイル前提の、軽めで香ばしいSungrown
Factory Smokes Sungrown Robustoは、ピーナッツとスパイスを中心とした、比較的軽めの葉巻だった。
普通に吸うだけでは味が淡く、レトロヘイルを使うことで本来の輪郭が見えてくる。
序盤はウッディ、ピーナッツの皮、強いスパイス。
中盤から少し甘みが加わり、ミルクチョコ系の飲み物と合わせることで、ピーナッツの香ばしさが持ち上がる。
一方で、副流煙のたばこ臭さは気になった。
終盤は苦味による失速が早く、指3本分ほどで終了。
今回は強風と鼻詰まりという悪条件だったため、味の濃さと燃焼については参考評価になる。
ただ、その条件でもピーナッツとスパイスという芯は十分に見えた。
評価|※強風・体調の影響が大きいため参考値
- 味:★★★☆☆
- 煙量:★★★☆☆
- 甘み:★★☆☆☆
- スパイス:★★★★☆
- 変化:★★★☆☆
- 作り:★★★☆☆
- 燃焼:★★☆☆☆
- コストパフォーマンス:★★★★★
- 満足度:★★★☆☆
- 再購入:★★★★☆
リピート購入について
再購入はする。
ただし、Factory Smokesの中で最優先というほどではない。
ShadeのクリーミーさやMaduroのカカオ感と比べると、Sungrownはピーナッツとスパイスが中心で、少し玄人寄りの立ち位置に感じた。
普通に吸って分かりやすい味を求めるならShadeやMaduro。
レトロヘイルを使いながら、香ばしさとスパイスを拾いたいならSungrown。
カカオとピーナッツを中心に、もう少し分かりやすい味を楽しみたい方は、Factory Smokes Maduro Robustoのレビューもどうぞ。

その日の気分で使い分けられるため、一定数は常備しておきたい。
最後に
喫煙時間は約60分。
火を消す少し前から、軽い頭痛が出始めた。
恐らく、ニコチンのせいではない。
詰まった鼻を取り戻そうと、何度も空パフと呼吸を繰り返したせいだろう。
しかし、その努力も虚しく、左の鼻は最後まで詰まったままだった。
葉巻には火を足せる。
片燃えも修正できる。
ドローが悪ければ、Perfect Drawという道具まである。
だが、鼻には使えない。
やはり自然には逆らえない。
人間とは、なんともちっぽけな生き物なのだろう。
そんなことを考えながら火を消し、気温23℃の屋外から、室温30℃の部屋へ戻るのであった。

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